【IRアナリストレポート】フロイント産業(6312)

~医薬品製剤用の機械で世界の最先端を走り、EV電池部材分野も開拓~

【ポイント】
・4月からの薬価改定に向けて、前下期からジェネリック向け製剤機械の受注に急ブレーキがかかった。しかし、それをカバーする分野の市場開拓が進んでいる。医薬品の錠剤印刷機械、一般市販用の医薬向け機械、健康食品用の機械の受注が増加している。

・最先端の連続生産用製剤機械の市場開拓も始まった。収益性の高い医薬品添加剤では、国内に加えて、海外市場の拡大が見込める。また、リチウムイオン電池用の部材を作る機械の受注も急ピッチで立ち上がった。

・中期5ヵ年計画では、国内のジェネリックブームが一巡してくることを前提に、製剤機械の新製品開発と市場開拓、医薬品添加剤の独自分野でのグローバル展開、リチウム電池の電極用コーティング装置の開発など、製剤機械以外の分野の開拓に力を入れている。いずれも新たな動きが始まっており期待できよう。

・2022年2月期の計画では、売上高300億円、営業利益30億円、売上高営業利益率10%、ROE8%以上を掲げている。国内の製剤機械が調整しているが、これをカバーする新領域が拡大してくるので、会社計画を達成することは可能であろう。

・国内の製剤機械の国内受注は、従来年間60億円ペースであったものが、2017年2月期は80億円まで拡大した後、2018年2月期は半減した。しかし、一時様子を見ていた製薬企業も動き出しているので、ここからさらに減少するという展開ではない。

・画期的な錠剤印刷装置(タブレックス)の新規受注、アジアでの製剤機械の市場開拓、電気自動車(EV)用のリチウムイオン電池(LiB)用正極材・負極材の製造装置の新規立ち上げなどでカバーしていく。LiB極材用装置は、高い競争力を有しており、市場が一気に広がりつつある。ジェネリック関連からEV関連に事業領域を広がるので、新たな展開が期待できよう。

・今2019年2月期の業績が落ち込むのは避けられないが、小幅減益にとどまろう。新しい分野の寄与がさらに高まってくるので、来期からは増益に転換してこよう。当社の競争優位は変わっていないので、グローバル市場での市場開拓に注目したい。
 
目 次
1.特色 医薬品用製剤機械の独自開発で発展
2.強み 日本では圧倒的No.1、世界でも3強の1社
3.中期経営計画 新製品の開発力を強化、海外市場の開拓に取り込む
4.当面の業績 主力分野の受注減少を新規分野でカバー、小幅減益にとどめる
5.企業評価 新製品の競争力は強い
 

フロイント産業 <6312>


(18.2ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは2016.2期予想ベース。2009年6月に1:2、2016年2月に1:2の株式分割を実施。EPS、配当は修正ベース。2015.2期の配当は50周年記念配2.5円(修正ベース)、2017.2期の配当は上場20周年記念配5.0円を含む。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、①経営者の経営力、②事業の成長力・持続力、③業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/furoinntosanngyou201804.pdf
 

 
鈴木 行生(著者プロフィール)
 

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