外国人実習生が日本を支えている

 2010年改革で、入国1年目から最低賃金が適用されるようになり、日本人並み待遇に近づいた(従来は1年目は最賃の半分程度)。しかし、日本は国際的にみて“低賃金”の国になっているため、日本人並み待遇でも、技能実習生受入れの国際競争力には問題があるのだ。なお、今年11月から、滞在期間の上限が3年から5年に延長された。競争力の保持に役立とう。

 日本文化に憧れて日本への出稼ぎを選択する人もいるであろう(日本のソフトパワー)。しかし、欧米先進国はもちろん、発展途上国も経済成長著しく、日本の優越性は相対的に低下している。この変化が案外に認識されていないのではないか(注1)。加えて、賃金面でも日本は次第に不利になってきている。技能実習生の受入れで、日本の国際競争力は“低下の方向”にあることを認識すべきであろう。

 もちろん、競争力の低下で、すぐに受入れ難が起きるということではない。中国、ベトナムとも、まだ供給圧力は高い。さらに、フィリピン、インドネシアも続いている。じわじわと低下していくということであろう。ただし、国際競争力が低下すれば、出稼ぎ希望先としての日本の順位が低下し、日本行き希望者の人材の質に影響が出てくるかもしれない。

(注1)日本の客観的な自画像を描くよう努め、夜郎自大的な考えをとるべきではない。さて、中国人は日本をどう見ているか。日本は低成長のため都市インフラ等が古くなっているが、高成長の途上国はピカピカであるなど、日本の魅力度は低下している。低成長が続く日本は、サッチャーのビッグバンが始まる前の、1970年代の停滞した英国に日本人が感じたものに似ているかもしれない。中国人も色々であるが、例えば、中国在住17年の作家・谷崎光氏の下記参照。http://diamond.jp/articles/-/152598

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