生産性をいかに高めるか~知的資本生産性に着目

・アベノミクスは毎年新しいテーマを掲げる。新しい目玉で政策をリードしようという考えであろう。そこには中長期的なビジョンが不可欠であるが、国として何をやるのかという政策になると、実効性という点でパンチがないという意見も出てくる。

・「未来投資戦略2017」について直接話を聴く機会があったので、その中身についていくつか検討したい。

・目指すべき社会は、Society 5.0の実現であると定めた。狩猟社会→農耕社会→工業社会→情報社会の次が、Society5.0(超スマート社会)であると位置づけている。IoTなどの先端技術が社会に融合され、必要なモノやサービスが、必要な人に必要な時に必要なだけ提供される人間中心の課題解決型の新しい社会作りを目指す。

・さらに、それを支える技術革新を、第4次産業革命と位置付けている。第1次が蒸気機関、第2次が電力・モーター、第3次がコンピュータで、それらが農耕社会を工業社会へ、工業社会を情報社会へと変化させた。

・第4次産業革命のシンボルはAI(人工知能)であるとみている。伸びてくる領域は、コネクテッドインダストリー、つまりAIが自ら考えて最適な行動をとることによって、つながりによる新たな付加価値が創造される産業と捉える。

・この領域で、新たなビジネスモデルが続々と生まれるはずであると期待する。日立の中西会長がいう壮大な構想の提案といえよう。

・その実現に向けて、力を入れる戦略分野を5つ特定した。①健康寿命の延伸(分かり易い事例:介護ロボット)、②移動革命の実現(モビリティロボット)、③サプライチェーンの次世代化(スマート農業)④快適なインフラ・まちづくり(i‐construction)、⑤FinTech(キャッシュレス化)である。

・国の政策として、横櫛を入れるべき政策も5つ挙げている。1)企業の稼ぐ力の改革(コーポレートガバナンスと事業再編)、2)データのオープン化(公共データの民間開放)、3)ルールの高度化(制度整備と規制のサンドボックスの創設)、4)人材育成(IT人材)、5)規制改革(行政手段の簡素化とIT化)である。

・ここで、サンドボックスとは、まずはやってみるという場の設定を意味する。いずれも難しい政策課題であるが、政府サイドは何としても規制領域に風穴を開け、成果を出していくと強調した。

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