S&P 500月例レポート (2017年11月配信)

●グローバル市場

 グローバル市場は10月も上昇が続き、力強いパフォーマンスを上げ、月間での上昇を12ヵ月連続に伸ばしました。グローバル市場が月間で下落したのは、1.99%下落した2016年10月が最後となっています(トランプ大統領は就任以降、グローバル市場の下落を目にしていません)。10月は先進国、新興国ともに同様のパフォーマンスとなり、米国市場がグローバル総合指数を若干上回りました(米国市場はグローバル市場の50.48%を構成)。

 グローバル市場は10月に1.97%上昇し、上昇率は9月から変わらなかったものの、8月の0.17%上昇(過去1年間でグローバル市場が下落に最も近づいた月)からは拡大しました。48の市場のうち30の市場で騰落率はプラスとなり、9月の31市場を下回りました(8月は30市場)。米国市場は9月と同様に2.07%上昇した一方、米国を除くグローバル市場は1.87%上昇しました。

 過去3ヵ月間では、グローバル市場が4.15%上昇、米国市場が4.36%上昇、米国を除くグローバル市場が3.93%上昇となっています。ただし、年初来では、グローバル市場が17.82%上昇した一方、米国市場は14.67%の上昇にとどまり、米国を除くグローバル市場は21.22%上昇と、3ヵ月以前の米国市場の出遅れが明確になっています。2016年11月8日の米大統領選以降では(間もなく就任1周年)、米国を除くグローバル市場が21.66%上昇と、米国市場の20.93%上昇を若干アウトパフォームしています。

 パフォーマンスの違いは小さいものの、大統領選から2016年年末にかけては米国市場がアウトパフォームし、グローバル市場の上昇分の89%を占めた一方、年初来での米国市場の寄与は41%まで縮小しています(大統領選以降ではグローバル市場の上昇分の47%に寄与)。長期的にみると、過去3年間ではグローバル市場が19.57%上昇した一方、米国市場は27.12%上昇し、米国市場を除くグローバル市場は12.19%上昇と、米国市場がなお上昇分の多くを占めています。

 グローバル総合指数のセクターのパフォーマンスをみると、引き続きリターンには大きなばらつきが見られたものの、11セクター中9セクターで騰落率がプラスとなり、9月の7セクター、8月の6セクターを上回りました。

 電気通信サービスセクターが2.70%下落で騰落率最下位となりましたが、同セクターは年初来では0.48%上昇と、プラス圏を維持しています。ヘルスケアセクターも0.88%下落しましたが、年初来では17.49%上昇しています。

 エネルギーセクターは(原油価格の上昇が小幅にとどまる中でも)9月に8.08%反発した後、10月も0.69%上昇しましたが、年初来では2.43%の下落(年初来で下落している唯一のセクター)と、騰落率最下位にとどまっています。

 生活必需品セクターは、10月は0.15%と小幅に上昇し、年初来では10.04%の上昇、また、一般消費財セクターは、10月は1.72%上昇し、年初来では16.88%の上昇となっています。情報技術セクターは上昇基調を維持し、6.78%上昇で騰落率トップとなりました。同セクターは年初来では38.23%、過去3年間では59.62%上昇しています(全セクターで最高)。金融セクターは金利上昇に伴い1.40%上昇しましたが、年初来では15.96%上昇と、なお平均を下回っています。

 新興国市場は引き続き変動が大きかったものの、9月の0.73%の下落の後(8月は2.78%上昇)、10月は2.53%上昇し、先進国市場をアウトパフォームしました。23の市場のうち15市場で騰落率がプラスとなり、9月の11市場から増加しましたが、8月の17市場は下回りました。新興国市場は過去3ヵ月間では4.62%、年初来では27.19%、過去1年間でも21.19%上昇しています。また、以前の下落から回復が進む中、過去2年間では30.92%、過去3年間でも9.37%上昇しています。

 国別では、インドが7.31%上昇で騰落率トップとなり、年初来でも37.23%上昇しました。騰落率2位は5.46%上昇したペルーで、同市場は年初来では30.01%上昇しています。3位は5.45%上昇した台湾で、年初来では26.50%の上昇となっています。

 一方、コロンビアが8.46%下落で騰落率最下位となりました。年初来では依然として3.10%上昇していますが、過去3年間では39.25%下落しています。メキシコは、10月は7.92%の下落、年初来では14.25%の上昇となり、ブラジルは、10月は3.42%の下落、年初来では21.90%の上昇となりました。

 注目すべき点として、ロシアは1.32%下落しましたが、年初来では0.67%上昇とプラス圏を維持し、過去3年間でも2.98%上昇しています。

●先進国市場

 先進国市場も堅調でしたが、新興国市場ほどの力強さはなく、9月の2.29%の大幅上昇の後(8月は0.13%下落)、10月は1.90%の上昇(米国を除くと1.69%の上昇)となりました。10月は25の市場のうち15市場で騰落率がプラスとなり、9月の20市場から減少しましたが、8月の13市場を上回りました。先進国市場全体は、過去3ヵ月間では4.10%(米国を除くと3.76%)、年初来では16.85%(同19.76%)、昨年の米大統領選以降では21.24%(同21.57%)上昇しています。

 韓国は北朝鮮との緊張が続いたにもかかわらず8.25%上昇し、騰落率トップとなりました。同市場は年初来では37.81%上昇しています。騰落率2位は4.78%上昇(年初来では23.35%上昇)したシンガポールで、3位は4.35%上昇(同18.72%上昇)した日本でした。

 ニュージーランドが2.94%下落で騰落率最下位となり、過去3ヵ月でも5.09%下落していますが、年初来では12.14%上昇しています。騰落率ワースト2位は2.14%下落(同18.27%上昇)したフィンランドで、3位は1.59%下落(同16.75%上昇)したスイスでした。

 注目すべき点として、スペインはカタルーニャ州の独立問題が続く中で0.32%下落しましたが、年初来ではなお24.54%上昇しています。また、英国はブレグジットに向けた交渉が続けられる中で0.64%上昇し(同13.91%上昇)、ドイツも1.51%上昇(同26.30%上昇)しました。

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