(指標)日経平均
先週の予測では、前週のFOMCでバランスシートの縮小が10月から決定され、年内の追加利上げも示唆されたことで、ドル買い・円売りの基調が続くため、日本株にとってはサポート要因になるとしました。北朝鮮情勢が落ち着いていれば20500円水準を試す動きも想定されました。
結果的に、北朝鮮情勢は落ち着き、アメリカ株式は堅調でしたが、円安も112円台で止まっていることや、政局が一変したことで様子見ムードもあり、日経平均は週始めに年初来高値を更新したあとは20200~20400円の狭いもみあいとなり、週末の9月29日(金)は20356円で引けました。
今週は、先週と同じように底堅いものの上値は限定的という相場展開が基本となります。但し、下値は10日に北朝鮮が朝鮮労働党の創立記念日を控えてミサイル発射の懸念もあり、地政学的リスクが高まる場面があるかもしれません。そういう場合は、2万円台値固めの動きとなる可能性もあります。衆院が解散され総選挙に向けて、小池氏の出馬となればアベノミクスの加速を期待して外国人の買いが入っているのが一服することになります。22日投開票までは報道を見ながら様子見ムードが続くかもしれません。2万~2万500円のレンジの動きを想定。