衰退の法則に学ぶ~外からどう見抜くか

・オーナー系企業はどうか。破綻タイプのオーナー系企業では、①意思決定の権限はオーナーへ一極集中しており、②ミドルはオーナーの考えを錦の御旗に、事後調整を行うだけで、事前調整はほとんどない。③昇進も、オーナーへの忠実さと相性、実務の執行能力で決まる。

・では、優良なオーナー系企業は何が違うか。①意思決定は同じく一極集中であるが、オーナーの資質が経営環境に適して実行できており、実務のPDCAがきちんと回っている。②同族として企業が発展を持続するには、オーナーの継承が何よりも重要であるが、その上で自らの意思決定の領域を限定して、ボトムアップを活用している。③番頭や腹心の活用がカギである、ともいう。

・このような論点について、小城氏は実証分析を行い、55歳の時に東大で経済学博士を取得した。経産省の役人から企業の再生に関わり、カネボウや丸善の社長として再生を実践した後、それまでの仮説を検証したのである。

・投資家としては、これらの知見をどう活用していくか。「企業を見る目を養う」という筆者の観点からは、3つのことを重視したい。1つは、企業内部の仕組みや実態は外からなかなか分からないが、それでも企業風土が表われてくる場面は多いので、ここに注目する。

・実際、投資家説明会で、社長が一人ですべてを話すのではなく、担当役員や部下に詳しい内容を説明させる。その時、その人たちが単なる公式見解だけでなく、自分の思いやストリーを持って話すことがある。

・それは聞いているとすぐにピンとくる。とりわけ、社長はこう言っているが、こういう見方もある、というような意見が言える会社は、間違いなく普段から風通しの良い会社である。

・2つ目が、誰が役員に昇進したか、という人事に関して、どういう風に話すかである。その内容に接すると、昇進がフェアで、しかも会社の企業価値を高める人材かどうかが分かる場合がある。本人が投資家の前で、担当の事業について語る時には、その内容を人物像も含めて判断するのは当然である。

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