S&P 500月例レポート(2017年8月配信)

S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。

S&P 500指数:今でも君が最高

 「今でも僕を笑顔にしてくれる、今でも僕を儲けさせてくれる、今でも最高値を更新し続けている、そんな君は今でも最高だ。政府なんて関係ない。金利を低く抑え、活力に満ちあふれ、空売りなど寄せ付けない。噂を吹き飛ばし、住宅価格を押し上げ、ファンダメンタルズを重視する、そんな君は今でも最高だ。恐れを知らず、ハイテク株をさらなる高みに引き上げ、楽観的な君の勢いは、まさか根拠なき熱狂なんかではないよね」

 S&P500の上昇はもはや歯止めが効かず、7月も終値ベースで最高値を5回更新しました。市場はワシントンの動向など顧みず、目の前の株価に集中し続けています。政府が重要でないというわけではありませんが、彼らの発言に賭けるよりも、企業利益に賭ける方が利益になるという見方が強いようです。

 運用リターンは政府次第とまでは言い切れませんが、もし税制改革案が議会で審議されるようになれば、市場は注目するでしょう。そして万が一にも(可能性はかなり低いですが)議会通過の見通しが浮上すれば、ウォール街は反応し、海外利益の還流とは別の多くの投資資金が市場に流入することを見越した取引や、資産の再配分に動くと思われます。それまでは、企業利益が株価を押し上げる「最高」の要素であり続けるでしょう。

 心配症の方のために言っておくと、VIX恐怖指数は心配ありません。同指数は8.84となり、1993年に付けた8.89の過去最低を更新しました。それでも何か心配していたいというのなら、来年度予算と債務上限について考えるのはどうでしょう。それでも恐怖心が沸かないという場合は、政府高官がその場しのぎで使う臨時措置を心配してみてください。少なくとも次の選挙が終わるまでは心配の種になるでしょう(海外に目を向ければ北朝鮮という問題もあります。アルゼンチン問題はそれほど深刻ではないようです)。これでは大した悩みにならないという方もご安心を。

 9月12日にヒラリー・クリントン氏が出版する新著『What Happened』を読んで、最新の謎解きに挑戦するのはいかがでしょう(大統領選に敗北した理由など)。もちろん、この本は他のあらゆるものと同様にAmazonで買うことができます。ついでに言うと、Amazonは世界の上場企業の中で時価総額がApple、Alphabet、Microsoft、Facebookに次ぐ第5位に位置しています。本を読んだ感想は、ぜひツイッターでつぶやいてください(ちなみにTwitterは911位です。緊急通報番号の911とは関係ありません。これは7月28日時点のS&P Global BMIのランキングですが、9月末がどうなるか楽しみです)。

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