世界的イールド・ハンティングが日本株に向かう可能性大 ~中国危機封印なら、アベノミクス相場第二弾入りの公算も~

(2) 日本株を無視できないグローバル・イールド・ハンティング

リスクテイクの波強まる、日本株も遅れてきたサマーラリーへ
 以上のような情勢展開は当社のこれまでの主張が、正しかったことを示している。ここ1か月間、米国株式の新高値更新に続き、欧州株、新興国株ともに大きく出直り世界的にサマーラリーが展開されている。その中で日本株式は円高により相対的に出遅れていたが、それでも堅調さを増している。

 以下は1か月余り前(7/15日)に当社がインターネットコラム「GOGOJUNGLE」に掲載した主張である。

 『米国株式はほぼ1年ぶりで史上最高値を更新した。昨年夏場からの中国危機を原因とした世界的リスクオフ、ベアマーケットは終焉したか、または棚上げされた可能性が濃厚である。ここ一年ほど続いた一方方向の円高、世界的株安と金利低下などのトレンドも最低3か月、長ければ長期にわたって転換する公算が大きい。日経平均は今年前半のWボトム形成後の急反発局面に入っている可能性が濃厚である。英国国民投票結果直後の日経平均株価は円急伸とともに急落し、2月11日の最安値と全く同じ14952円で引けた。そのとき筆者は「今後は二つの展開の可能性が考えられる。①Wボトム形成後の急反発、または②昨年8月からの下落の3段下げのクライマックスに。①と見れば絶好の投資機会、②と見れば最大限の警戒場面。前者の確率7割、後者の確率3割」と主張したが、結果は出たようである。・・・・米国経済の堅調さは否定しがたい。・・・・サービス関連の消費と住宅も堅調で所得、需要、生産、雇用の好循環が機能している。次期大統領候補はいずれも財政政策による景気刺激を主張しており、財政赤字対GDP比2%台と健全化した財政が新たなけん引役になるだろう。それはドル高要因である。近い将来米国がリセッションに陥る公算は小さい。

 日本経済も徐々に力強さ増すだろう。①消費増税先送り、財政拡大、②更なる金融緩和、③円高にもかかわらず堅調な企業収益、④実質賃金の上昇などが重なる。低迷してきた消費は上向く場面に入るだろう。マイナス金利は余剰貯蓄を、株式・不動産を押し出す。不動産サイクルも空き室率低下⇒賃料上昇が作動するスイートスポットに入っている。

 中国危機の深化というシナリオは否定しがたいが、当面は景気てこ入れ策で堅調、9月4、5日のG20サミットまでは、危機封印とみてよい。米国経済の堅調さに加えて中国経済と元不安が棚上げされ、円高・リスクオフの圧力が大きく軽減した。過剰悲観の修正高の可能性が強まっている。市場参加者の大半をとらえていたブラックスワン襲来シナリオが否定されたとなれば、来るべきサマーラリーは相当な規模になり得る、と考えるべきではないか。』
 
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円高一巡でアベノミクス相場第二弾入りの公算も
 まさしくドル高反転とともに今日本株式において遅れてきたサマーラリーが始まろうとしているのではないだろうか。これまで世界株高進行にも拘わらず日本株式投資家は極端なリスク回避姿勢にあった。その顕著な例が裁定買い残の歴史的な水準までの低下であり、人々は極端に日本株投資を毛嫌いしてきた。しかし、図表10に見るように過去歴史的な水準に裁定買い残が低下した直後には、必ず株式の大きな反発がもたらされている。ファンダメンタルズが悪くないのに、人々は根拠の乏しい悲観論にとらわれているということであるなら、これから先の株価反発の需給条件は整えられているということである。

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