S&P 500月例レポート(2016年8月配信)

投資家が押さえておくべきポイント
 7月の重要なポイントは以下の通りです。

●売上高の増加を背景に企業決算は下方修正された予想を上回り、市場の支援材料となりました。
  ○大型情報技術銘柄の決算が好調となり、Apple、Alphabet、Amazon、Facebookで業績が予想を上回りました。
     ●情報技術銘柄が再び時価総額上位10銘柄の多くを占めましたが、こうした話題の裏でYahooも別の意味で話題となっています。
  ○Exxon Mobilの決算は前年同期比60%減益と市場予想を下回り、原油価格も6月の1バレル48ドルから同41ドルに下落しました。
●経済指標が概ね好調となったことに加え企業の決算とガイダンスを支援材料に、S&P 500指数は7回にわたり終値での最高値を更新しました。
  ○取引最終日には一時終値ベースで史上最高値を上回ったものの、結局、最高値にもう少しという水準で取引を終えています。
●FOMCの「見通しへの短期的なリスクは低下した」との見解は、「今やブレグジットなど恐れるに足らず」との見方を示すものと受け止められましたが、FRBの姿勢が明確になるには時間が必要です。FRBは9月利上げについて検討していますが、9月利上げを信じている人はいません(一部では12月の利上げが見込まれていますが、12月の利上げも不確かとの見方が大勢です)。
  ○8月25-27日のジャクソンホールでのシンポジウムでさらなる手がかりが示されるものとみられます(ただし、バーナンキ前議長のかつての発言のような重要性はありません)。
  ○ブレグジットに対して様子見のアプローチが優勢となる中、政策行動をとる中央銀行はありませんでした。
●原油価格は1バレル40ドルを試す水準まで再び下げ、6月の1バレル48.38ドルから41.48ドルに下落して7月の取引を終え、これにより予想されていたインフレ率への上昇圧力も弱まりました。
●VIX恐怖指数は2対1に分割されたのでしょうか?同指数はブレグジットの最中に26.72を付けた後、7月は11.97で終えました。ちなみに過去の平均は19.8です。
●現在の強気相場は買い疲れも見られつつありますが、「バンドは鳴りやまず」と言う状況にあります。
●米国の2016年第2四半期国内総生産(GDP)は前期比年率1.2%増と、予想の同2.6%増を大幅に下回りました(9月のFOMCでの利上げへのさらなるマイナス材料となっています)。その要因には経済への懸念による企業の設備投資の低迷がありました。ただし、GDP価格指数は2.2%上昇と予想の同1.8%を上回っています。
●クリントン、トランプ両候補のうちのどちらか1名が大統領に就任することになりますが、11月9日には再選委員会が活動を始めることになるでしょう(党内の反発が続くためです)。
●議会構成がカギを握り、中でも「結束」を欠く両党内の議員構成が重要になります。
●非常に残念なことに、テロ行為が悲劇的な結果を招く事態がありふれたこととなっています。

8月のフューチャー・ショック:
過去の実績を見ると、8月は59.1%の確率で上昇しており、上昇した月の平均上昇率は3.91%、下落した月の平均下落率は4.11%で、全体の平均騰落率はプラス0.65%となっています。

FOMCの会合:
9月20-21日※、11月1-2日、12月13-14日※(米国大統領選の投票日は11月8日)、2017年1月31日-2月1日、3月14-15日※、5月2-3日、6月13-14日※、7月25-26日、9月19-20日※、10月31日-11月1日、12月12-13日※、2018年1月30-31日。

※議長の記者会見が通常、米東部時間午後2時30分に行われます。また、四半期ごとの経済見通しの改定が2時に発表されます。

 
zu7
 

ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックス
シニア・インデックス・アナリスト

本翻訳は、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。
SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。
HTTP://WWW.SPINDICES.COM/RESOURCE-CENTER/THOUGHT-LEADERSHIP/MARKET-COMMENTARY/

 
 

免責条項

著作権© 2015年 マグロウヒル・フィナンシャルのグループ会社、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC。不許複製S&P Indices Market Attributes、S&P、S&P Indices、S&P 500、S&P GSCI、S&P WCI 及びSTANDARD & POOR’Sは、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLCの登録商標です。「ダウ・ジョーンズ」は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。本資料の全体または一部の再配布、複製、そして(または)複写を書面による承諾なしに行うことを禁じます。


みんなのETF

1 2 3 4 5

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> ETF/REIT> S&P 500月例レポート(2016年8月配信)