2016年6月1日時点での主要市場見通し

シナリオの背景

・世界経済は、力強くはないが、中国経済の悪化も限定的なもので、中国の景気減速にかかわらず世界経済は緩やかな持ち直し基調にある、という経済環境認識に、変わりはない。そのため、今年1~2月の世界市場波乱は、市場心理が悲観的に振れ過ぎた、株価と外貨(対円相場)の売られ過ぎであり、現在はそこからの持ち直し過程にあるという見解を維持する。

・市場心理の振れ過ぎとは、もう少し詳細にみると、1月は新興国中心の懸念(エネルギー価格下落による、産油国経済・財政の悪化や、中国経済の失速懸念など)、2月は先進国中心の懸念(米国経済の減速やゼロ金利の復活説、ドイツ銀行の経営不安など)であった。(図表1)、(図表2)に示されているように、実際の株価動向(※1)は、ロシア、ブラジルが1月に、日米欧が2月に底入れし、その後は概ね持ち直しに向かっている。
 
※1 株価指数を日本円に換算しているため、それぞれの国の株価動向と為替相場動向を、合わせてみている。
 
(図表1)
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(図表2)
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