素のチャート

 では、いろいろなテクニカル指標を試すのが無駄なのかと言うと、そういう意味ではない。移動平均線のように「補助輪」として役立つ指標は数多くある。とはいえ、チャート上に移動平均線を入れてしまうと、それだけが強調され、他の役立つ指標が見えなくなるのだ。肝心要の、価格そのものの動きさえ、かすむことがある。

 テクニカル指標を勉強し、その意味を理解すると、何もスクリーン上に表記しなくても見えるようになってくる。「素のチャート」では、価格だけが強調されており、他の指標は描かなくても見える人には見えるようになる。移動平均線やトレンドライン、酒田五法、他の役立つ指標が均等の重みで「見える」のだ。売買経験を積めば、皆さんにも見えるようになるはずだ。

 移動平均線も、その意味を知って使えば、いずれ引かなくても見えるようになってくる。

 その意味とは、例えば下げてきた相場が上げ始める時、まず価格が上げ始める。その上げが継続すれば、直近に近い終値を集めた平均線が上向く。やがて、まだ下向きのより長期間の終値を集めた長期平均線とクロスする。その後も上げ続ければ、長期線も上向いてくる。当たり前のことだ。引かなくても見えるというのは、そういう意味なのだ。

 移動平均線を「補助輪」として利用する上でのポイントは、短期線、長期線の組み合わせの妙だと言える。これは、どのような運用を目指すかで、どれが正しいというものではない。

 少なくとも私が30年以上も見続けてきた転換点の見極めに近いものを提供してくれるのが、短期線は5以下、長期線は13か21だ。短期トレードなら、5分足が使いやすい。トレーニングのためには、売買数を重ねるために1分足を使う。ちなみに、同じ移動平均線の組み合わせで、週足や日足も見て欲しい。どの長さの足でも、それなりに転換点を示してくれることが分かる。

 そこで、デフォルトを短期線5、長期線13としておく。

 直近の終値は1だから、5を入れることで、2、3、4も、自ずから見えることになる。ここに、こういった「遊び」を設け、自己裁量の余地を残すことにより、テクニカル指標に従っているのではない。自分が使っているんだという意識を持つことができるのだ。

 転換点だとの判断がついたなら、例え、1である終値が長期線に届いていなくても、買っていいのだ。

 5と13との、ゴールデンクロス、デッドクロスでダマシが気になるようなら、長期線を21に伸ばせば、細かなクロスは消える。

 山越え確認で売り、谷越え確認で買うトレードなので、損切は高値の上抜け、安値の下抜けで行うことになる。

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