S&P 500 月例レポート

個別銘柄では、BHP Billiton(BHP、同1.2%安)は上半期決算が57億ドルの赤字となり、75%減配すると発表し、株価は3%下落しました。Bank Standard Charter(同12.1%安)は1989年以来となる赤字を発表し(2014年の25億ドルの黒字に対し、2015年は24億ドルの赤字)、不良債権による損失が約2倍(40億ドル)になったことを明らかにしました。2月1週目には歴史的な動きも見られ、Alphabet(GOOG、同5.1%安、GOOGL、同4.8%安)はApple(AAPL、2月1週目は0.4%安)を抜き、S&P500指数構成銘柄の中で時価総額最大の企業となりました(1929年以降で12社目)。ただし、Appleは月末までにAlphabetを抜き返しています。ネットオークションサービスを提供するPriceline(PCLN、2月は17.8%高)はS&P500史上初めて、1営業日で100ドルの上昇を記録しました。1日の取引での上昇幅は、これまではGoogle(GOOG)の93ドルが最高でした(分割前)。

金利は2月に低下しました。FRBが12月に0.25%の利上げを実施し、2016年に数回の追加利上げが予想されていましたが、グローバル市場の下落を受けて利上げペースが減速するとの見方が広がり、利下げの可能性もあるとの観測も浮上しました。米国10年債利回りは1月末の1.92%から低下して1.73%で2月の取引を終えました(2015年末は2.27%、2014年末は2.17%)。30年債の利回りは1月末の2.75%から低下して2月は2.61%で取引を終えました(同3.02%、2.75%)。ドルは大幅に変動し、対ユーロでは1ユーロに対して1.0882ドルとなりました(1月末は1.0833ドル、2015年末は1.0861ドル、2014年末は1.2098ドル)。英ポンドは下落を続け、1ポンドあたり1.3931ドル(同1.4244ドル、1.4776ドル、1.5582ドル)となりました。一方で円は大幅に上昇して1ドルに対して112.51ドル(同121.13円、120.66円、119.80円、2013年末は105.20円)となり、人民元は1ドルに対して6.5540元(同6.5761元、6.4931元、6.2052元)で取引を終えました。金は上昇して1,241.20ドル(同1,118.40ドル、1,060.50ドル、1,183.20ドル)となりました。原油価格は大幅に変動して1バレル33.78ドル(同33.74ドル、37.04ドル、53.27ドル)で、またガソリン価格は下落を続けて1ガロン1.730ドル(同1.858ドル、2.034ドル、2.299ドル)で2月の取引をそれぞれ終えました。2月のVIX恐怖指数は20.55(同20.20、18.21、19.20)となり、1月末からわずかに上昇して終えました。

企業業績が低迷する中、3月は経済指標に注目が集まると予想されます。ECBの3月10日の政策理事会において欧州の景気動向が決まるとみられます。大手銀行の配当および自社株買い費用に関するFRBの検討(および承認)に合わせてアナリストが2016年の予想を見直せば、市場は何らかの反応を示すでしょう。政治は引き続き重要なテーマですが、大幅な変更がなければ、現段階では市場の取引に影響が及ぶことはないと思われます。
 

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