【Alox分析】今年の倒産を予測する – 2016年 –

ポジティブ!?要因

(1)参議院選挙と消費税10%への対応
2016年7月頃、参議院選挙が実施される予定である。(衆参同時選挙の可能性もあり)

選挙前の6月ぐらいまでに、自民党安倍政権としては、アベノミクスの成果をアピールできる環境を整えておかなければ、選挙を戦えない。

また、2017年4月から実施予定の消費税10%に対応するためには、何としても、景気を良くしなければならない。

つまり、選挙や増税前に、アベノミクスがいかに効果を上げてきたか、アピールする必要がある。

それゆえ、このまま株価が低迷すれば、躊躇なく日本銀行による国債、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)等の巨額購入(黒田バズーカ)が発射されるだろう。

(2)異次元緩和の継続
日本銀行の黒田総裁は、事あるごとに、「必要と判断すればさらに思い切った対応を取る用意がある」と発言している。

それゆえ、今年も黒田バズーカが発射されるだろう。

しかし、異次元緩和の代表格である黒田バズーカも、何度も何度も発射された結果、すでに異次元の効果は期待できない。

また、「発射されるだろう」と市場関係者は思っているため、市場関係者の予想を超えるような大盤振る舞いでなければ、バズーカではなく、“水鉄砲レベル”の効果となる可能性がある。

ちなみに、異次元緩和を続けた結果、日本銀行の総資産は、164兆円(2013年3月期)から366兆円(2015年9月期)へと2.2倍となった。

増加要因の大半は、国債の約184兆円、上場投資信託(ETF)の5兆円増加である。

この数値を見る限り、アベノミクスを支えているのは、日本銀行であることは間違いない。

〔参考〕
『上場倒産件数と日経平均株価【大納会終値】の推移』

大納会終値 上場企業倒産件数
1999年 18,934 6
2000年 13,786 12
2001年 10,543 14
2002年 8,579 29
2003年 10,677 19
2004年 11,489 11
2005年 16,111 8
2006年 17,226 2
2007年 15,308 6
2008年 8,860 33
2009年 10,546 20
2010年 10,228 10
2011年 8,455 4
2012年 10,395 6
2013年 16,291 3
2014年 17,450 0
2015年 19,033 3
2016年

 
zu2
 
http://alox.jp/dcms_media/other/160114_stockkensuu.pdf
 
 
zu3
 
http://alox.jp/dcms_media/other/160114_relation.pdf
 
 
(3)新キーワード分野とリオ五輪
ドローン、フィンテック、人口知能、マイナンバー、電力自由化、ハラールに関連する企業は、時流を掴んで飛躍する。

ただし、ITや太陽光バブルと同様に、玉石混交の企業が乱立するため、いずれは各キーワードごとに数社の会社に収斂するだろう。

また、スーチー氏が実権を握ったミャンマー、8月のリオ五輪も、日本経済に好影響を与えるものと思われる。

【総括】
新規上場企業が増えていることは、日本経済にとって喜ばしい。
歴史を振り返ると、直近ではITバブルの頃に、急増した。
しかし、その後、ITバブルがはじけ、IT企業の粉飾や倒産が相次いだのは周知の事実である。

特に、ライブドア、アイ・エックス・アイ、平成電電(非上場)の倒産は話題になった。

当時、よく耳にした「上場ゴール」といった言葉を、昨今も耳にするようになった。
月並みだが、歴史は繰り返す。

上記の要因や過去からの推移、ポジティブ要因の少なさから、今年は下記の倒産件数を予想する。

<倒産件数>
〔上 場〕    →  6(±1)
〔全企業〕    →  10,000(±1000)

 
※ 参照資料
・東京商工リサーチ 『2015年(平成27年)の全国企業倒産8,812件』
http://www.tsr-net.co.jp/news/status/yearly/2015_2nd.html
・週刊東洋経済   『2016年大予測』
・日経ビジネス    『徹底予測2016』
・週刊ダイヤモンド  『2016総予測』
・週刊エコノミスト  『世界経済総予測2016』
・世界経済のネタ帳 『原油価格の推移』
http://ecodb.net/pcp/imf_group_oil.html
・世界経済のネタ帳 『世界の石油輸出額ランキング』
http://ecodb.net/ranking/ts_oile.html
・モーニングスター 株式指標
http://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/IndicesTable.do
 

【注意】本コンテンツは各種情報の提供を目的としております。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。記載された情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。また、本コンテンツに記載された意見・見通しは表記時点での私見を反映したものであり、今後変更されることがあります。

1 2 3 4

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> その他> 【Alox分析】今年の倒産を予測する – 2016年 –