世界中で地政学的リスクが高まり、多くの国々で外国人に対する感情が悪化しつつあるが、メディアはそれを加速させている。
以前、ソロモンの連中と、「米国のグランド・プラン(中長期的な方向性)を決めているのは誰か?」と、話題になったことがあった。当時はソロモンなどのユダヤ資本も一役買っていると思われていたが、簡単に潰されたことで、もっと大きな力があることが分かった。ダウ工業株平均構成30社のうち、古くからの構成銘柄の創業者一族などが関わっているのかも知れない。
日本のグランド・プランは、おそらく米国が立て、日本の官僚を動かすことで成り立っている。原発も、沖縄も、そんな気がする。
世界を動かすような大物連中の中には、戦争や紛争でその地位を築いたものが少なからず存在する。世界の人々が友好的に、国際間の交流を高めると、世界の経済は発展するが、その利益は分散される。しかし、戦争や紛争では一部の者だけが巨利を得るのだ。彼らの成功体験は、戦争すること。それも、他国同士を戦わせ、できれば双方に武器や燃料を売り、双方の復興に関わることだ。
ジャーナリストたちは真実を報道しているかも知れない。しかし、その真実は常に両方の真実を反映している。大きな力はその片方だけを取り上げることで、世界を自分の有利な方向へと誘導する。そのように情報を操作することで、メディアだけでなく、ネット民も多分に誘導することができているようだ。