S&P 500 月例レポート

投資家が押さえておくべきポイント
・S&P500は12月に73.6%の確率で上昇を記録していたものの、昨年の12月は1.75%下落し、2015年の騰落率はマイナス0.73%となりました。しかし、これは、それまでの3年間の2桁台の上昇、そして82カ月に及ぶ強気市場(平均は59カ月)の後のことであり、終値は過去最高値(2015年5月21日に記録した2,130.82)を4.08%下回る水準でした。従って、2015年の下落がこれまでの揺り戻しであるなら問題はないと思われます。ただし、経済がさらに減速し、欧州か中国の景気が悪化するようであれば、相場の転換点となる可能性もあります。
・原油価格は1バレル30ドル台半ばから後半が当たり前となり、調査レポートでは20ドルという予想もいくつかあります。
・IMFは2016年10月1日から人民元をSDRの準備通貨に採用することを決定しました。
・2015年は、S&P500構成銘柄の66%の銘柄が10%以上、また38%が20%以上変動し、個別銘柄を物色とする者にとっては夢のような(もしくは悪夢のような)1年でした。ファンドの成績を確かめるのは興味深いでしょう(従来の宣伝方法である新聞紙上で、勝利を宣言するファンドを探してみる手はあります)。
・M&Aブームは続いており、2015年は既に11月の段階で過去最高を記録しました。この先減速が見込まれるものの、記録的な水準からの落ち込みであり、投資銀行マンの懐をまだ潤してくれるでしょう。

注目のデータ:エネルギーセクターの株式市場への影響
 
zu5
 
2016年の考えのメモと注目のポイント:
・一番の注目材料は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げのスケジュールですが、利上げ判断は経済指標次第であるため、経済データ(そして相場動向)を注視することが重要です。
・金利は低水準に留まっているものの上昇が見込まれるため、企業による(2016年以降の)将来のための新たな借り入れの動向が注目されます。
・M&Aは過去最高を記録した2015年からは減少するものの、高水準に留まるでしょう。タックス・インバージョンに対する規制は、強制力のあるものとはならず、世論が盛り上がるだけに終わる可能性があります。
・IMFによる2016年10月1日からの人民元のSDRへの採用がどのように受け入れられるかも(そして、市場でどのようなポジションがとられるかも)注目材料です。

基本統計:
・S&P500の2015年のリターンはマイナス0.73%とかなり低調であったものの、その裏で、指数構成企業の66%が10%以上の株価の変動を記録しており(10%以上値上がりした銘柄数は140銘柄、10%以上下落した銘柄数は191銘柄)、また、38%の構成銘柄で20%以上株価が変動しました(20%以上値上がりした銘柄は71銘柄、20%以上値下がりした銘柄は118銘柄)。
・2015年の金利はほぼ横ばいで、年末時点の米国10年債利回りは2014年末の2.17%に対して2.27%となっています。今年は金利の上昇が見込まれるものの、急激な上昇は予想されていません。
・S&P500構成企業の2016年の利益予想は引き続き若干引き下げられているものの、なお18.6%の増益が予想されています。2015年は5.6%の減益が見込まれていることを踏まえると、経済が底堅さを維持する限り(そして、エネルギー価格が反発すれば)、これは非現実的な数字ではありません。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> ETF/REIT> S&P 500 月例レポート