自動化の落ち着きどころを考える

今後の消費者向け自動化製品の普及過程は『常識を持って考える』のも一考

新しい技術を導入する上での重要な要素のひとつに『費用対効果』があります。どれだけ素晴らしい効果が得られても、とてつもなく高額では、残念ながらお話になりません。

既報の通り、産業分野では、労働賃金とロボットほか自動化システムの『費用対効果を』考慮した結果、比較的はやく適用が進んでいます。そして、今後注目される消費者分野でも理屈は同じと思われます。実際、家庭向け自動食洗機やお掃除ロボットなどは、価格の低下と認知度の向上によって、我々の生活においては身近な商品となっています。

加えて、消費者分野においては『使い手の嗜好』も普及を左右する要素になるかもしれません。具体的には、運転そのものが好きな人にとっては自動運転にあまり必要性と魅力を感じなかったり、PCでの文書作成が一般的になった今でも手書きの手紙のほうが好まれるといったことが挙げられます。

ともあれ、自動化というテーマは2016年以降さらに我々の身近なものになっていくと思われます。投資においては、『テーマが具体化する時間軸』と『その担い手が誰なのか』というのがとても重要になります。

過去の『デジタルからアナログの移行』を参考にすると、自動化の普及は進むものの、その過程において株式市場は期待と失望を繰り返すと予想されます。その際には、伝統的な『費用対効果』の考え方に加えて、『使い手の嗜好』の変化が特に時間軸に大きく影響する可能性があると考えられます。

技術を適切に評価することはプロの技術者でも容易ではありません。ただ、我々の生活に普及する過程については、あまり難しく考えずに「自分は値段がいくら位だったらこの製品を買いたい」「ほかの人はこの製品に興味を持つのだろうか」といった『常識を持って考える』という金言のほうが役に立つかもしれません。
 

※ 当コラムは執筆者の見解が含まれている場合があり、スパークス・アセット・マネジメント株式会社の見解と異なることがあります。上記の企業名はあくまでもご参考であり、特定の有価証券等の取引を勧誘しているものではございません。

このページのコンテンツは、スパークス・アセット・マネジメント㈱の協力により、転載いたしております。

1 2 3

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> その他> 自動化の落ち着きどころを考える