年末最終週は、需給好転しゆるやかな戻りへ

【 来年は前半高、後半調整のシナリオ 】
 2012年11月中旬にスタートしたアベノミクス相場の3本の矢(金融緩和、財政政策、成長戦略)はデフレ脱却という目標でした。海外投資家はアベノミクスを期待し日本株の買いに走り株高を主導して2013年の年間買越額は15兆円に達しました。いったん調整したあと2014年後半から急速な円安進行を受けて、再び外国人主導の買いが強まり2万円を突破したものの今年の6月24日の20952円、8月11日の20945円とダブル天井を形成することになりました。

 この当面の天井形成は、外国人投資家がアベノミクスへの期待が薄らいだことによります。財政政策はバラマキ投資となっており、成長戦略は将来の姿を想定しただけで具体性が欠けました。金融政策も原油価格の暴落で2%の物価目標が達成できず、追加の金融緩和も手詰まり状態となっています。本来はアベノミクスに伴う円安や法人減税、株高で大企業や富裕層が潤えば、それがいずれ地方や中小企業に行き渡るというものでしたが、消費税増税3%を上回るような賃金上昇は実現できず、それどころか円安による生活必需品の値上がりで逆に家計を圧迫しています。 そこで政府は「一億総活躍社会」実現のために、出生率1.8、介護離職者セロ、名目国内総生産(GDP)600兆円の実現を明示したものの、「新3本の矢」といっているものの具体性なく単なるスローガンに終わる可能性があります。

 「新3本の矢」が海外投資家に評価されない状況の中で、8月に中国の通貨切り下げをきっかけに中国懸念が世界に広まり、世界同時株安的な動きとなり、特に海外勢に利益のでている日本株を売る動きが広がり、安値圏で急騰、急落を繰り返しました。その結果、海外勢は6月まで2兆6583億円買い越していたものが、一転売りに転じ今年の初めから12月18日までの累計で逆に2308億円の売り越しとなりました。年間で売り越しとなるのは2008年以来7年ぶりとなります。 海外ヘッジファンドは日本株の売買を減らしており日銀の金融政策の手詰まりが強まるとともにアベノミクスへの期待が低下しているとみることができます。

 日本株式の上昇は、海外勢が主導権をにぎっていますので、日本株上昇のためにはアベノミクスの「新3本の矢」をより具体的にする必要があります。現時点での市場の見方は分かれており、再び海外勢が買ってくるという見方は、1つはアメリカが金利を段階的に引き上げるため日米金利差から円安基調となって日本経済に追い風になるとの見方や、年前半は補正予算や法人減税など景気対策を評価した買いがはいると言う見方です。
反対の見方はその効果はないという逆の見方になります。

 私は基本的には、日本株式のチャートは現時点では、中長期上昇トレンドの中にあり、この中で大きな上下動があって上昇していくものとみています。

 来年に限っていえば、2015年6月24日の高値20952円を試したあと22000円ぐらいの上昇を想定しています。ネックは中国経済を始めとする新興国経済の成長がどの程度の下げで治まるかということになります。日本市場に対しては年前半高の可能性が高く、その理由としては参議院選挙に自民党は勝つ必要がありますので株価を高くしておく必要があり、株式市場の動きには特に注目を払うことになります。急落すれば絶好の買い場といえるでしょう。なぜならば日銀の追加の金融緩和策が残っており出動させる可能性は非常に高いといえます。 株式投資で勝つ投資とは年数回の大きな調整を待って買うということにつきると思います。

出島式ズバ株投資情報ブログ
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