S&P 500 月例レポート

投資家が押さえておくべきポイント
・10月に8.30%と素晴らしい上昇を見せた米国株式市場は、11月にはその勢いを試されることになりました。市場ではFRBの利上げを受け入れる姿勢が広がり、経済に対する懸念を抑え、S&P500は最終的に0.05%と前月からわずかに上昇して取引を終えました(0.05%の下落よりはましでした)。
・市場は、FRBによる12月の0.25%の利上げを受け入れました(取引の材料ともされました)。2016年も政策金利の引き上げは0.25%毎の段階的なものになると広く予想されていることが背景にあり、大半の予想で2016年に4~5回の利上げが見込まれています。
・小売セクターの決算発表は、企業によって株価の支援材料となる場合もあれば、押し下げにつながる場合もありました。実店舗からオンライン販売へと言うシナリオは続いているようですが、実店舗企業の決算では、オンライン販売の取り組みは期待されていたよりも悪い結果が示されています。実際のホリデーシーズンに関しては、当初の発表では店舗も客足はあるものの、予想ほどではなく、オンラインの売上高が伸びています。しかし、オンライン専業企業の方が実店舗企業のオンライン販売よりも好調になるというのが大方の見方です(実店舗企業のオンライン販売はキャッチアップの段階にあるため、オンライン専業企業よりも売り上げの伸び率自体は大きくなるとみられます)。
・原油価格はこれまで通り、レンジ内で変動する展開となりましたが、1バレル40ドル台前半から半ばにあったレンジは40ドル台前半だけに切り下がり、1バレル41.73ドルで11月の取引を終えました。
・国際通貨基金(IMF)は予想通り、中国の人民元を特別引出権(SDR)の準備通貨に加えることを決定しました。2016年9月から実際に採用されることになります。
・以前示した見通しの通り、2015年第3四半期も7四半期連続で、S&P500構成銘柄の20%以上が株式数を前年比4%以上減らす(従って、EPSの4%以上の押し上げにつながる)結果となりました。メディアでの多くの批判をよそに第4四半期も自社株買いにより、この記録は8四半期連続まで伸びる可能性があります。
・M&Aの取引では数え切れないほど多額の現金が使われており、現金による取引では、株式保有者、投資アドバイザーともに多くの利益を上げている一方、株式交換による取引で利益を上げているのは(今のところ)投資アドバイザーに限られるようです。「シナジー効果」と言う言葉を誰かが復活させたのでしょうか?

考えのメモと注目のポイント:
・2015年12月16日午後2時には、FRBの四半期経済見通しが発表されます。良好な見通しが示されなければ、空売りをしている投資家には朗報となるでしょう。また、2時30分からの記者会見では金融政策のガイダンスが示されます。
・利上げを探る英国の動向と、追加緩和が見込まれるECBの動向が注目されます。
・M&Aがさらに続くと見込まれます。タックス・インバージョンを阻止する新たな規制案が大きな障害となることはないとみられます。
・安全保障の問題に関する米国の世論の目先の動向が注目されますが、これは今後の新たなイベント次第です。
・トルコのロシア戦闘機撃墜による実質的な影響が注目されます。

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