S&P 500 月例レポート

11月は経済指標の重要性が高まるとみられます。FRBは、利上げは経済指標次第との姿勢を維持しており、12月(15~16日)のFOMCに向けて現在の景気の基調を見極めようとするでしょう。小売業界からは、休暇シーズンの幕開けとなる感謝祭翌日の「ブラック・フライデー」の売上高が公表される予定です(感謝祭の11月26日は市場休場。翌日は米東部時間午後1時まで)。投資家の間では、クリスマス商戦の動向や小売業の競争激化に伴う利益率への悪影響に注目が集まるとみられます。

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投資家が押さえておくべきポイント
・素晴らしいことに、10月のS&P500は8.30%上昇し、調整局面からの反騰による2011年10月の10.77%の上昇以来、月間では最大の上昇率となりました。そして、もう一つ素晴らしいこととして、S&P500は5週連続の上昇を記録しました(同期間の上昇率は7.66%)。
・大荒れ相場という野獣を飼いならしたのは企業決算でした。全体として決算からは、高い利益率、堅調なキャッシュフロー、そしておそらくは(常に「おそらく」ですが)、消費支出の拡大が続いていることが示されました。
・もちろん、持続的な低金利という美女も登場し、一部で醜い為替差損が生じたにもかかわらず(1カ月が過ぎた段階で、第4四半期もさらなる悪化が見込まれます)、業績予想の達成を可能にしました。
・VIX指数は、急上昇した過去2カ月から落ち着きを取り戻し、9月末の24.50から15.07に低下して10月を終えました(S&P500の8.30%上昇に何か恐れることがあるでしょうか?)。
・原油価格は10月も変動が続いたものの、月末価格ベースでの前月比の変化は(比較的)小幅にとどまり、1バレル46.41ドルと9月末の45.45ドルから上昇して取引を終えました。石油企業が発表した長期計画では、原油価格は低水準が続くと想定されています。
・S&P500構成企業の20%超が株式数を4%以上減らし、EPSの4%以上の押し上げをもたらした記録は、2015年第3四半期で7四半期連続に達する模様です。

考えのメモと注目のポイント:
・「FEDウォッチャー」にとってすべては経済次第です。FRBの12月FOMCでの利上げの決定は、今後2回の雇用統計と求人労働異動調査、第3四半期のGDP成長率改定値、ならびに一連のインフレ指標(消費者物価指数、財価格、サービス価格など)に基づいて判断されることになります。
・中国政府は(35年間に及ぶ一人っ子政策の後に)第2子の出産を認めることを決定しました。乳幼児向けのサービスや必需品でさらなる需要が生まれることになるでしょう。
・9月のレイオフの発表(Hewlett-Packard:2万~3万人、Caterpillar:1万人)に続き、10月も国内でより小規模な人員削減計画が発表されました。また、Deutsche Bankは3万5,000人、Chevronは7,000人の人員削減計画を明らかにしています。
・今年のM&Aの活況は今後も続くとみられます。

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