「NNKからPPKへ~高齢化社会の福祉」

・寝たきりになる時期をいかに遅らせ、しかも寝たきりの期間をいかに短くして、あの世へ行くか。これが人々の願いであろう。しかし、PPKではなく、長寿であっても長く寝たきりで最後を迎えるNNKになってしまうことも多い。

・病院が多いほど病人が多く、特養(特別養護老人ホーム)が多いほど要介護認定も多いという傾向がある。普通は逆に考えるが、因果関係が逆になっているともいえる。要は受け皿があると患者が増え、受け皿がなければ自分達で何とかするという面もあるわけだ。

・全国で長野県が最も健康長寿県である。これは農業を中心に働いている高齢者の割合が最も高いことによる。自分を必要とする仕事がある、ということが大事であると星先生は指摘する。また、長野県は肝臓がんの死亡率が全国平均より大幅に低い。ひいては、長野県は一人当たり老人医療費が最も少ない県の1つである。

・歳をとっても、一定の稼ぎを得ることが長生きに繋がる。前向きに社会との関係を保つことができて、足腰もしっかりしていられるからだという。一定の金額とは100万円程度で、これが300万円になったからといって長生きが伸びるわけではないらしい。

・病院の世話にならないようにする。入院が長くなるとそれだけ健康でなくなる。薬は少なめで、病気と共存するくらいの気持ちが大切と、星先生は強調する。一病息災である。検診では、乳がん、子宮がん、大腸がんは受けた方がよい。これは生存維持に明らかな効果があると分かっている。

・かかりつけの内科医と歯科医の双方をもつことが大切である。内科医はわかるが、なぜ歯科医か。これは口腔ケアが十分でないと、体力が弱ってくる高齢者には、バイ菌が入って病気になることがあるからだ。

・星先生はこうしたことを社会統計的に調べてデータで示している。身体的健康(からだ)、精神的健康(こころ)、社会的健康(つながり)を健康の3原則と名付けている。それを維持するには、1)笑顔、2)ストレスのコントロール、3)夢をもつこと、が必要であるという。

・とかく老いていくことは悲しく、焦燥感も次第に増してくる。不安になり、怒りっぽくなってくる。それでは楽しくない。高齢化社会の社会的コストをできるだけ抑えるためにも、次世代の若者の負担を増やさないためにも、NNKではなくPPKを実践するようにしたい。それにはいつまでも「からだとこころとつながり」が保てる何らかのコミュニティ活動に参加していくことが最も重要であろう。このコミュニティ活動を支える新しい仕組みが、今後一段と活発化しよう。

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