S&P 500 月例レポート

このまま行けば今年はダウンイヤーに

後から思えば(良い事しか覚えていないせいもありますが)8月17日までは市場は順調でした(この時は2.11%高)。最高値更新が話題に上り、まずまずの1年になるとの見方が広がっていました。過去3年のように2桁台の上昇とはいかないものの、堅調な上昇が見込まれていました。ところが8月は昨年末から4.21%安で取引を終え、9月は前日比2.95%安でのスタートとなりました(これが9月最大の下落となりましたが、9月28日も2.57%安となって下げに拍車をかけました)。多くの問題が台頭しましたが、大別すると景気減速と(景気および金利への)懸念の2つになります。S&P500は9月に2.64%安となり、(空売り以外の)唯一の避難先は銀行となりました(資金を預けるのにコストがかかるとしても)。セクター別では、10セクターのうち8セクターの月間騰落率がマイナスで、公益事業セクターが最も安全なセクターとなり2.59%上昇しました。残念ながら、年初来では依然として8.46%のマイナスにとどまっています。さらに悪いことは、年初来で見ると、より大幅に下落しているセクターが3つあることです(エネルギーは23.06%下落、素材は17.81%下落、資本財は11.24%下落)。一般消費財セクターは0.79%の下落でした。コモディティ需要の見通しが依然として弱い中、素材セクターは9月に悪化して7.62%下落し、次いでエネルギーセクターはこれを若干上回る6.79%の下落となりました。9月も引き続き値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回りましたが、9月の下落率が2.64%と8月(マイナス6.26%)から縮小したように、状況は改善しました。8月は60銘柄しか値上がりしませんでしたが、9月は148銘柄が値上がりしました(平均上昇率3.65%)。9月の値下がり銘柄数は355銘柄(平均下落率は6.59%)と、8月の442銘柄から減少しました。上昇率が10%以上となったのは5銘柄で、8月の7銘柄(7月は39銘柄)から減少し、下落率が10%以上となったのは72銘柄で8月の83銘柄から減少しました(ただし7月の40銘柄からは増加)。10月の注目材料(現時点)は前半と後半に分れており、特に最後の2週間に集中するとみられます。一つは決算発表で、もう一つは27~28日のFOMCです。FOMCを巡っては様々な見方や憶測が広がり、経済指標が発表されるたびにFRBの政策判断への影響を見極めようと市場は注目するでしょう。当社が注目しているのは決算発表です。FRBの利上げは10月か12月か、あるいは来年1月であろうとも、いずれは実施され、金利は景気動向(株式市場と異なります)を見極めながらゆっくりと慎重なペースで引き上げられるでしょう。しかし利益はマネー(そしてキャッシュフロー)であり、消費者の支出(能力や信頼感)や企業活動(生産、雇用、支出)の将来を示すものです。従ってFRBは検討材料ではありますが、結果を左右するのは「マネー(そして2016年のガイダンス)を追う」ことかもしれません。

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