先物取引の短期売買、実はローリスク? 「一日先物取引」顧客データで明確になった“不安定相場を乗り切る投資手法”

荒れた相場には「一日先物」、上昇トレンドでは通常の先物取引を

photo2中村 ここまで鮮明に違いが浮き彫りになるとは、確かに面白いデータです。なぜこうした結果が生じるのか。通常の先物取引と「一日先物取引」では具体的にどのような点が異なるのでしょう?

窪田 「一日先物取引」は、松井証券が今年2月にアクティブな投資家向けに開発したサービスです。返済期限をワンセッション内に限定したうえで、日経225先物miniでは約定1枚あたり25円という業界最安水準の手数料を設定し、少額証拠金制度の適用によって約40倍という業界最高水準のレバレッジを実現しています。安い手数料で、しかも通常の先物取引の半額程度の資金で先物取引ができるのです。

中村 先んじてサービスを開始した「一日信用取引」のノウハウを先物取引に発展させたわけですね。「一日信用取引」でも、オーバーナイトを認めない強制ロスカットのシステムで、結果としてローリスクな商品になったとお聞きしましたが。

窪田 はい、ですから私たちも今回の結果はある程度は予測していましたが、レバレッジの大きな先物取引ではより顕著に現れましたね。「一日信用取引」が一日で手仕舞うのに対して「一日先物取引」ではセッションごとですので一日2回手仕舞うことになります。
 多くの個人投資家の心理としては、株価の急落を受けてまず考えることは、元本を取り戻すこと。急落すればすぐに反発すると考えてしまいがちです。ですが、現在のようなボラティリティの高い不安定な相場では、予想以上に株価の急落が続き、大きく損失が膨らんだ所でロスカットされてしまいます。その点、「一日先物取引」なら、セッション毎に一旦リセットされるので、冷静な頭で再度ポジションを持つ事ができ、結果的に勝てるという結果が現れています。

中村 個別株の投資にも言えることですが、得てして個人投資家は、含み損には甘いですからね。

窪田 「一日信用取引」でも実証されたデータですが、個人投資家は自らの失敗を認めることがなかなかできない。これが私情の弱さと言えるのではないかと思いますが、「一日先物取引」のシステムならこの弱さを補い、サポートすることができるわけです。しかも先ほどお話ししたように、少額証拠金制度を適用していて、通常の先物取引の半額程度の資金でトレードをすることができます。そういった意味で、先物取引初心者にこそ適したサービスだと思うのです。

中村 一般的には先物取引やデイトレードと言えば、いまだにハイリスク・ハイリターンというイメージを持たれていますが、不安定かつ流動性の乏しい現在のような局面では、「一日先物取引」なら利益を狙いつつリスクを極力抑えることができる。世間一般の認識とは逆に、むしろローリスク・ローリターンの商品だということですね。

窪田 その通りです。もちろん、先物取引をしようと考える投資家の皆さんは、より多くの投資利益を得ようと考えるアクティブな投資家でしょうから、相場が落ち着いてきたら通常の先物取引に戻ればいいのです。一方、現在のような荒れた相場なら「一日先物取引」でリスクを回避すればいい。

中村 長年相場を見てきて実感するのは、投資は言わば“トーナメント方式”であるということ。どんなベテラン投資家でも、一度大きな損失を出してしまうと市場からの退場を余儀なくされてしまう。大勝ちしている人はひと握りです。そういった点からも、リスクを抑えることに成功した「一日先物取引」は、投資家動向を踏まえた、松井証券らしい画期的なサービスだと言えますね。ましてや個別株への投資が難しくなっている現状では、次の投資をどうすればいいかと考える多くの個人投資家にとって、一つの示唆を示していると言えるかもしれません。

photo3窪田 アベノミクス始動以来、株式市場に参入した個人投資家の多くは現在、身動きが取れなくなっているように感じます。これまでは、人々の夢や期待に働きかける政策がうまく機能し、上昇してきました。ですが、これからもそれが続くでしょうか。世界経済が明らかに変調する中で、その効果に限りが見え始め、今後の展開を読むのは非常に難しい。こうした先行き不透明な状況では、大きな損失から投資家を守るシステムを持った「一日先物取引」に、トーナメントを勝ち抜き、生き残る投資家を増やす効果があるのではないかと考えています。

「一日先物取引」の特徴
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松井証券ホームページより

 

《インタビュー後記》
 強弱観が交錯する現在の株式市場。一つだけ確かなことは、アベノミクスが始動して以来の3年間で、日本の株価は今回の急落を受けてなお、底値から2倍の水準にあるということだ。「アベノミクスは正念場を迎えている」。現在の世界経済を俯瞰してみれば、窪田さんのこの言葉には、誰もがうなずかざるを得ないだろう。
 今回の取材テーマである「一日先物取引」のシステムは、こうした状況下でリスク回避の選択肢の一つとして極めて有効なものだ。長年市場と向き合い続け、投資家心理を知りつくしてきた老舗ネット証券会社だからこそできた、理にかなったサービスなのではないか。少なくとも、現状に逡巡する多くの個人投資家にとっては、確かな光明だと言えるだろう。

(「日刊株式経済新聞」副編集長・中村潤一)

 

不安定な相場を乗り切る!松井証券の「一日先物取引」とは?
http://bit.ly/Matsui862858

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