注目銘柄<3840>PATH グループ化によるEC事業への本格参入で、バリュエーションは一新へ

③ 今回のM&Aにより、成長の基盤が揃った
 マードゥレクス、ジヴァスタジオの買収によって、通販・商品企画・流通の機能がグループ内に揃ったが、このことは、「gift」と合わせ、同社が目指している「メディアと通販の融合」の基本材料が揃ったことを意味している。
 
 料理器具はとりあえず揃った、というべきだろうか。あとはここで、何をどう料理していくか、が、経営手腕の見せ所だろう。マードゥレクス社は「エクスボーテ」「女優肌」といった化粧品を主力商材としているが、「エクスボーテ」は2001年からのロングセラーであり、「女優肌」も2006年解禁から600万人以上の体験者を持つ、安定した商品だ。2009年には、全日本DM大賞で銀賞を受賞し、他にも商品としての受賞歴は華やかだ。

 販売方法としては、TVショッピングを中心に、カタログ、ラジオ、Web通販と、あらゆる手法を採っており、会員は100万人を超える。商品の安定性も魅力だが、通販のシステムとして、安定した機能を継続し、ユーザーを開拓してきたという実績が、Pathへの評価としては最も重要な部分だ。giftが運営するDRESS」の客層とほぼ重なる、というメリットもあるので、商材の投入がしやすいのはもちろん、コミュニティとしての相互乗り入れも可能だ。だとすれば、前項で紹介した3つのステップを実現しやすい。意外と早い時期に、シナジー効果が目に見える可能性もあるだろう。
 

④ 直近の業績動向
 同社の業績予想については、会社側予想もなく、また、前期までの数値は全く参考にならない。そこで、まず既存事業の予想と、買収した企業の実績と連結期間を組み合わせることで、今期から来期の数値を単純に想定する。
既存事業
コンサルティング事業、決済事業
前期71百万円の売上で53百万円の利益
今期は、コンサルティング能力をグループ内のシナジー発揮などに傾注するので、両事業はほぼ読まない。
旅行事業
前期432百万円の売上で、9百万円の赤字。今期は、回復基調。赤字は縮小。ほぼ0ベースが狙える。
メディア事業(前期連結3か月)
前期112百万円の売上、74百万円の赤字。
雑誌・広告収入は横ばいだが、コスト削減とコミュニティへの商材流通に期待。
 今期通期寄与なので、売上は約3億50百万円、営業利益は20百万円程度の赤字か。
通販事業(今期連結6か月)
前期通期実績は、2社で42億2百万円、営業利益42百万円。
(※内部取引は不明)
単純計算なら、今期寄与は、2社で営業利益で20百万円。
今期は、シナジー効果は時間的な制約により限定的だろう。ただし、上記の単純計算においても、ほぼ営業利益ベースで0に近い数値が可能となる。企業価値の本質ではないが、今期予想、についてのポイントは、メディア事業の利益が握っているだろう。今期中に、ある程度のシナジーが生み出されれば、このセグメントが黒字化することも考えられるが、何もなければ20百万円以上の赤字を計上する可能性もある。今期末(2016年3月期)の業績については、以下を予想する。
 
単位:千円2016年は予想
hyo 
 

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