S&P 500 月例レポート

INVESTORS TAKEAWAY:投資家が押さえておくべきポイント
・「米国が風邪をひくと、世界が肺炎になる」ということわざがありますが、今だったら次のように続きます。「そして中国が風邪をひくと、今度は米国がくしゃみをする」。
・S&P500は8月に6.26%下落し、月間では2012年5月(6.27%の下落)以来最大の下落率を記録しました。ダウ工業株30種平均も2010年5月(7.92%の下落)以来最大となる6.57%の下落を記録しました。
・8月の原油価格は、1バレル40ドルを割り込んだ後(8月24日に1バレル38.24ドル)、1バレル48.13ドルで7月末の46.99ドルから上昇して取引を終えました。
・VIX指数は8月24日に40.74と2011年10月5日の46.88以来の高水準を付けた後、28.43と7月末の12.12の低水準から上昇して8月を終えました。過去25年間の平均は19.80で、最高値は2008年10月24日に付けた89.53です。
・平均日中値幅(高値と安値の差)で見たボラティリティは、8月に1.73%と2013年末以降の平均0.90%から上昇しましたが、2008年の平均2.81%と比べれば低い水準にとどまっています。
・COFと言えば今では、クレジットカード大手キャピタル・ワン・ファイナンシャル(8月は4.4%安、年初来では5.8%安)のティッカーというよりも、中国(China)、原油(Oil)、FRBのことです。
・米株式市場は、全ての銘柄が一方行に動くような上昇基調にも下落基調にもない状態が続いていましたが、それも8月半ばまででした。今後は状況が落ち着けば、あるいは決算シーズンに入れば、個別銘柄物色の相場に戻る可能性もあります。
・決算サプライズ:2015年第2四半期決算では、エネルギーセクターの63%で業績が事前予想を上回りました。もし利益マネジメントがMBAの必修科目であるとすれば、博士号を持つ人物が利益管理をしているかのようです。
・6四半期連続でS&P500構成企業の20%超が株式数を前年比4%以上減らし、EPSの押し上げにつながっています。内部成長、合併・買収(M&A)、自社株買い戻しのいずれもEPS押し上げのための適切な手段ですが、株価の評価やプレミアムにはそれぞれ違いがついて然るべきです。

考えのメモと注目のポイント:
・COF、すなわち中国(China)、原油(Oil)、FRBのうち、9月はFRBが相場を主導することが期待されます。
・年初来好調だったヘルスケアセクターは8月に8.05%下落しましたが、年初来ではなお2.72%の上昇となっています(2013年12月からは26.66%の上昇)。10月の医療保険プランに関するニュース報道が始まるのに伴い、2016年の薬価と保険適用の範囲も明らかになります。
・M&Aがさらに続いています。8月24日の「ブラックマンデー」にも買収が発表されており、底値買いによって取引が活発化する可能性あります。
・9月はFRBが相場を左右する展開となることが期待されます。しかし、利上げが実施されたとしても、長期にわたる一連の利上げの始まりにすぎず、利上げ開始の先を見通してより長い期間に注目すべきです。過去数年間、企業は借り換えを進め、金利負担を軽減してきました。中間層の人々も住宅ローンで同様のことを行っています(ここでもまた、両極端以外の中間部分をみることのできる人々です)。

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