見えてきた日米欧、先進国主導の世界景気、BRCS(除くI )の衰弱と裏腹に~サマーラリーの構図、ドル高と日欧株高と~

(3) アベノミクス佳境の日本

高企業収益から好循環が始まる
好調な企業収益に疑問の余地はない。野村證券による金融除く300社集計によると2013年度営業増益率34%(税引増益率80%)、2014年度営業増益率5%(税引増益率8%)、2015年度予想営業利益率17%(税引増益率17%)となっている。企業所得を起点とする好循環が始まった。賃金上昇、設備投資増加、自社株買いと増配など企業が需要増加の起点となっている。

次々に上昇率高める物価指標
先ず輸出物価から始まったデフレ脱却は、建設積算単価、不動産価格、輸入商品価格、外食価格、ホテル室料など広範に広がっている。ESPフォーキャスト(エコノミスト41人によるコンセンサス)によると石油価格下落、消費税増税価格転嫁値上げの一巡により2015年央にはCPI上昇率はほぼ0%まで低下するが、2016年末には1.3%まで上昇すると予想されている。日銀の2016年度前半に2%という目標達成は困難だが、デフレ脱却と内需拡大の推進に整合的物価上昇である。

日本株高再加速へ
ドル高、米国株伸び悩み、先進国金利リスクの高まりで日欧株物色が強まるだろう。最大の懸念中国リスクは顕在化しない見通し。引き続き日本株高を予想する第一の要因は実体経済の顕著な改善。第二に好需給が継続すると想定される。2013年15兆円日本株をネットで買った外国人は2014年は8000億円と沈黙したが、2015年に入っても5月までにようやく2.8兆円買い越したところであり、依然日本株式はアンダーウェイトになっている。個人もやれやれの利益確定売りを続け2013年12兆円、2014年5兆円、2015年1~5月ですでに4.5兆円の大幅売り越しとなっており、待機資金は巨額である。GPIFやゆうちょ銀行、年金、保険など組み入れ増加もあり、内外すべての投資家において日本株投資余力は空前の規模になっていると推測される。安倍訪米の成功により、地政学的裏付けがより確かになっていることも日本株投資に安心感を与えるだろう。TPPの合意がなされればそれも大きな心理的支援となる。かつてない好投資環境が続く(中国経済・金融動向には注意が必要だが)。

★図表14-15

★図表16

1 2 3 4 5

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 見えてきた日米欧、先進国主導の世界景気、BRCS(除くI )の衰弱と裏腹に~サマーラリーの構図、ドル高と日欧株高と~