見えてきた日米欧、先進国主導の世界景気、BRCS(除くI )の衰弱と裏腹に~サマーラリーの構図、ドル高と日欧株高と~

米国長期金利緩慢な上昇局面へ
以上のファンダメンタルズを土台に、年後半米国長期金利は着実に上昇、それにつれてドルの堅調な推移が予想される。長期金利の上昇が想定される第一の理由は企業の資金余剰がほぼ終焉しつつあることである。図表6に見るように労働分配率の底入れにより企業キャッシュフローの増加が抑制される一方設備投資が着実に増加し、ここ10年間定着していた企業の膨大なフリーキャッシュフローが消滅しつつある。また(アップルの170億ドル社債発行と株主還元プランに見られるように)企業は低金利を活用して、資本調達先を株式(エクイティー)から債務(デット)に切り替えている。それらの健全な企業財務行動が、長期金利を押し上げていくだろう。

第二に銀行のバランスシート調整が完了し信用拡大が続いている。信用拡大と景気サイクルはほぼ連動して10年の循環を描いてきた。その信用循環を図表8によってみると、2011年に信用循環の底入れをした後、まだ4年程度しかたっていないことがわかる。現在の信用循環はまだ若い、つまりこれから更に信用を増加させることで需要が拡大できる余地が大きいということであり、当然資金需要の増加は金利上昇要因になる。第三に年内にも予想されるFRBによる利上げ、も長期金利を押し上げる方向に作用する。ただし住宅需要を冷やすような金利上昇を警戒し利上げはマイルドかつ用心深く行われようが。

以上の事情から2015年後半から2016年にかけて米国経済は景気拡大循環の後半局面に入っていくこととなり、緩慢な長期金利の上昇、ドル高の下で債券から株への資金シフトが続くことを予想させる。

★図表6-7

★図表8

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 見えてきた日米欧、先進国主導の世界景気、BRCS(除くI )の衰弱と裏腹に~サマーラリーの構図、ドル高と日欧株高と~