S&P 500 月例レポート

4月に金利は上昇し、米国10年債利回りは2.03%で取引を終えました(3月末は1.93%、2014年末は2.17%、2013年末は3.03%)。また、30年債の利回りは2.74%となりました(同2.54%、2.75%、3.94%)。為替市場では1ユーロに対してドルは1.1219ドル(同1.0741ドル、1.2098ドル、1.3756ドル)、英ポンドに対しては1.5356ドル(同1.4827ドル、1.5582ドル、1.6564ドル)となり、円は1ドルに対して119.453円(同120.03円、119.80円、105.2円)となりました。金は1,183.30ドル(同1,183.20ドル、1,183.20ドル、1,204.80ドル)、原油価格は59.83ドル(同47.50ドル、53.27ドル、 98.70ドル)となり、ガソリン価格は2.570ドルに上昇して(同2.457ドル、2.299ドル、3.271ドル)、4月の取引をそれぞれ終えました。

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4月は月末にかけて下落したが、引き続き明るい話題も:最高値更新、月間上昇率はプラス、連続増配記録も更新
4月は企業決算一色となりました。指数構成銘柄の75.6%が決算発表を行い、その68%が事前予想を上回りました。言うまでもなく、実際の決算内容が事前予想を上回るように予想を前四半期中に十分に引き下げておくという古典的な予想の操作は行われており、市場関係者は「事前予想を上回った」という事実よりも、今後の業績予想に注目していたようでした。平均以下の業績が(為替相場、原油価格の調整、悪天候の影響を受けた)一時的なものなのか、長期的な業績低迷の始まりなのかを見極めようとしていたからです。4月のS&P500は辛うじて0.85%上昇し、年初来上昇率は1.29%となりました。終値ベースで最高値を更新するとともに(4月24日に2,117.69)、取引時間中の最高値も更新し(4月27日に2,125.92)、3カ月連続で終値と取引時間中の最高値を更新したものの、経済成長への懸念と利食い売りに押され、4月の取引最終日は値を下げました(1.01%)。10セクターのうち6セクターが値上がりし、中でもエネルギーセクターが原油価格の安定・上昇を背景に持ち直し、6.56%上昇しました。同セクターの上昇率は年初来2.78%となり、他のセクターをアウトパフォームしています。最も注目を集めたExxon Mobil(XOM)は2.79%の上昇でしたが、エネルギー関連の7銘柄は4月に20%以上上昇し、うち5銘柄は年初来騰落率がプラスに転じました。中でも値上がりが目立ったのはENSCO Plc(ESV)で、4月の上昇率は29.47%に達しましたが、それでも年初来では8.91%の下落に留まっています。Transocean(RIG)は4月に28.29%上昇し、年初来上昇率は2.67%となりました。電気通信サービスセクターは4.68%上昇し、年初来上昇率が4.95%と10セクターの中で最も高い伸びとなっています。同セクターを押し上げたのは4月に6.09%値上がりしたAT&T(T)で、同社株の年初来上昇率は3.13%となりました。Verizon(VZ)は3.72%値上がりし(引き続き好調を維持)、年初来では7.82%の上昇となりました。(M&Aを通じた)バイオテクノロジー分野の進展や対象患者数拡大の動きに圧力がかかったヘルスケアセクターは4月に1.41%下落し、騰落率最下位に転落するなど振るいませんでした。利食い売りが相場下落の要因とみられるものの、同セクターの割高感については市場関係者の見方が分かれています。ヘルスケアセクターの年初来上昇率はなお4.66%を維持しており、底値買いのチャンスもありそうです。月中に際立った動きをみせたのが玩具大手のMattel(MAT)で、月間上昇率は23.24%に達し(とはいえ、年初来では9.00%のマイナス)、同業のHasbro(HAS)も4月にさらに11.94%値上がりしました(年初来では28.73%上昇)。一方で、動画配信サービス大手のNetFlix(NFLX)の株主は、バーで気前よく奢ることになるかもしれません。収益改善と加入者数増加が好感されて同社株は4月に33.55%値上がりし、年初来の上昇率は62.91%となりました(とはいえ、2014年 は株価が振るわなかったため、2013年末からの上昇率は51.15%)。そして伝統に則り、大儲けしたNetFlix株主は、クルーズ会社Royal Caribbean Cruises(RCL)の株主に一杯奢らなければならないでしょう。この豪華客船運航会社の株価は4月に16.85%安と指数構成銘柄中最大の下げとなり、年初来の下落率は17.43%となっています(収益性に関する懸念が払しょくできないため)。目立った動きとしては、Apple(AAPL)が事前予想を8%上回るEPSと11%の増配を決定するなど、概ね好材料が発表されたにもかかわらず、同社らしいあっと驚かせるような内容ではなかったため、株価は最高値圏で推移したものの、1カ月の上昇率が僅か0.58%に留まったことがあげられます。コンピューター大手のInternational Business Machines(IBM)は18%の増配を発表し、6.72%上昇して4月の取引を終えました。Exxon Mobil(XOM)も、株価と原油価格が下落しているにもかかわらず33年連続の増配を行い、支払配当額で世界トップとなりました(Appleが第2位)。同社株は4月に2.790%上昇しました。また、多くの政治家、企業幹部、若者たちが学んだように、自分がツイートしたことには注意が必要です。指数採用銘柄ではないソーシャルメディア大手Twitter’s(TWTR)の決算データが取引時間中に誤って流出し(本来は取引時間終了後に発表予定)、同社株は流出当日に18.2%下落して、4月は22.2%の下落となりました。

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