2015年4月2日時点での主要市場見通し

・このように、タイミングとして5月から波乱局面に入る可能性が最も高い、と見込んではいるが、時期は前後することが十分あると考えられ、不透明感が強い。たとえば、予想に反して米経済指標に強いものがなかなか現れず、市場において9月利上げが有力との見解のまま推移すれば、波乱の時期は後ずれするかもしれない。
・また、足元では、米国株や米ドル相場が、一本調子で上昇するという感触が薄れている。これは、現時点での、米国経済の他の諸国に対する優位性から、「米国しか買うものがない」といって米国株、米国国債、米ドルが買い上げられてきたことに、無理(きしみ)が生じてきた表れと考えている。たとえば米国株のPERをみると、おせじにも割安とは言い難い水準となっており(図表4)、そうした買われ過ぎのつけが、足元市場で表面化してきた、と捉えられる。
・一番ありそうな展開として、足元の米国株や米ドルのもたつきが一旦一巡し(たとえば米ドルが対円でまた121台に復し)、そうした米国市場の落ち着きから日本では日経平均が20000~21000円に達して、その後、前述したような波乱で米ドル安・円高や日本株・米国株の下落が生じる、と見込んでいる。しかし、今のようなずるずるとした日米株や米ドル円相場の状況から、大きな明転がなく、そのまま5月以降の大波乱になだれこんでいく、という展開も否定はできない。

(図表4)
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・以上のように、米国発の大きな世界市場の波乱が予想通り生じたとしても、5月なのか、それが後倒しになるのか、あるいは足元のもたつきからそのまま波乱に入ってしまうのか、タイミングを的確に予想しがたい。加えて、目先は日米株価や米ドル円相場が小幅上昇してから大きく下落するのか、現水準からそのまま下落するのかも、見定めがたい。
・したがって、来たるべき「衝撃」に備えて、一旦は現金比率を高め、慎重な投資姿勢をとることをお薦めする。ただし述べたように市場波乱のタイミングは不透明なため、たとえばすぐに現金保有を増やしたのち、株価などが8月にかけて上振れするような展開もありうる。余り目先の利益を追い求めない姿勢が適切だと考えている。その意味で、一気に株式などを売却するのではなく、相場動向などをみながら、徐々に現金保有を増やすような形がよいだろう。

以上、シナリオの背景。

このあと、前月号(2015年3月号)見通しのレビュー。

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