名実ともに3月相場入りで、需給関係は良好

(指標)日経平均

 先週の予測では、前週に約15年ぶりの高値更新となったことで中期的には2万円を目指す動きが想定されるものの、目先は騰落レシオなどテクニカル指標の一部に過熱感もあり、18500円水準を上値にもみあう展開を想定しました。
 結果的には、上昇の勢いが止まらず押し目待ちに押し目なしの動きとなって、25日(水)に1日だけ▼18円の18585円となった他はすべて上昇となり、週末の27日(金)は18865円まであって、△12円の18797円で引けました。
 今週は、国内の景気や企業業績への改善期待が高まり、日銀のETF買いや年金資金の流入期待に加え、海外投資家の買い越しも増加してきたことで買い意欲は強いものの、短期間に一気に上昇した後だけに高値警戒感も広がって、一進一退の動きとなりそうです。
 週明け3月2日(月)は、前場の早い段階は為替の円安が支援材料となって△139円の18939円まで上昇するものの、高値警戒感が強く乱高下する動きとなり一時マイナスとなって18775円まで下落し、前引けは△49円の18847円でした。後場には狭い値動きとなってもみあい、△28円の18826円で引けました。

日経平均3-2

(指標)NYダウ

 先週の予測では、チャートからは昨年の12月26日の18103円の高値を更新したことで更に一段高を目指す形として18500円水準を目指すとしています。
週前半の24日(火)は、EUがギリシャの改革案を承認したことを好感し、NYダウは△92ドルの18209ドル、S&Pは△5Pの2115Pと共に史上最高値を更新しました。注目されたイエレン議長の議会証言は、具体的に利上げのタイミングにふれなかったことで材料とはなりませんでした。25日(水)も△15ドルの18224ドルと史上最高値を更新しましたが、その後は経済指標がまちまちの動きとなり、週末の27日(金)は利益確定売り優勢となって▼81ドルの18132ドルで引けました。
先週はギリシャ問題が後退したことで、NYダウ・S&P共に史上最高値を更新する動きとなりましたが、上昇の勢いは鈍ってきており、目先は利益確定売りに押されやすく、高値圏でのもみあいとなりそうです。今週は、経済指標の発表が多く、アメリカ経済の底堅さを裏付ける結果が予想を上回れば最高値更新の局面もあるかもしれません。

NYダウ2-27

(指標)ドル/円

 先週の予測では、前週に引き続き118~120円台のレンジの中で方向感のない動きとなるが、24日のイエレン議長の議会証言の内容によってはどちらかの方向に動くとしました。
 結果的には、イエレン議長の証言は利上げを急がない姿勢は維持したものの、具体的には引き上げのタイミングにはふれなかったことで材料とはなりませんでした。118~120円の間の動きとなり、119円を挟んだもみあいとなって週末の27日(金)は10~12月GDP改定値が予想の2.0%を上回る+2.20%となったことでドルが119.8円まで買われ、引けは119.64円でした。
 今週は、アメリカでは週末の雇用統計を筆頭に重要な経済指標の発表が相次ぎ、経済の回復基調が改めて確認できればドル買い・円売りの基調となります。但し、安倍政権の4月の選挙に向けた原材料輸入価格の高騰に苦しむ地方中小企業への配慮から円安を牽引する発言が度々出ており、一方的な円安とはなりにくいといえます。118~120円台のレンジが継続。

ドル円2-27

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