S&P 500 月例レポート

投資家が押さえておくべきポイント:
・1月は従来、決算一色ですが、今年は違いました。為替、原油、刺激策がより大きく取り上げられました。
・第4四半期決算の60%が既に発表され、エネルギー、電気通信(年金費用が重荷)、大手銀行が思わしくなかったものの、業績予想に達した銘柄が達しなかった銘柄を上回りました(加重ベースでは違いましたが)。
・米国の輸出が不利になり、ドル高が進み、懸念が強まる中、ユーロは1.1292ドルで1月の取引を終えました。
・原油価格は12月末の53.27ドルから10.6%下落し、1月の終値は47.60ドルでした。原油安で消費者の懐は温まっているはずですが、消費にはつながっていないようです。
・欧州については刺激策もよいですが、今後強まる可能性があるギリシャ政権との対立をまず解決しなければなりません。一方、ギリシャ政府は限られた選択肢の中から、厳しい選択を迫られています。
・1月に最も良好なパフォーマンスを上げたのは、2.34%上昇した公益事業でした。同セクターは、2014年に最も良好なパフォーマンス(プラス24.29%)を上げたセクターです。
・S&P500は最高値を更新することなく、2013年7月以来続いていた17カ月連続記録が途切れました。

考えのメモと注目のポイント:
・原油価格は2週間ほど(ほぼ)44-48ドルのレンジで推移しています。過去7カ月に比べれば安定しているともいえるでしょう。原油価格が落ち着けば、エネルギーセクターの中型株、小型株は過小評価されているといえるでしょうか(過小評価されている場合、企業の合併・買収の今後の動向は?)。原油安が長期的な配当に与える影響はどうでしょう。
・ある種の「減税」のような原油安は、いつになったら消費の増加につながるのでしょうか。あるいは消費者があまりにも神経質で、増加につながることはないのでしょうか。
・全世界の株式市場をけん引してきた米国の株式市場が下落する一方で、その他の市場が上昇しました。全世界の株式市場は1.53%下落しましたが、米国を除くと0.13%の下落にとどまりました(1月29日現在)。今後、ポイントとなるのは、緩やかながらも安定した成長が再び訪れ、より急ピッチな成長を打ち負かすかどうかです。

基本統計:
・S&PグローバルBMIはようやく米国株式市場のパフォーマンスを上回り、米国を除くと0.13%の下落にとどまりました(米国を含めると1.53%下落)。
・原油価格の1月の終値は47.60ドルと前月の53.27ドルから10.6%減でした。
・S&P500の現金配当は堅調で、2014年1月に比べ12.1%増加し、2015年も5年連続で2桁増を記録する可能性があります。
・ユーロは1.1292ドルで1月の取引を終え、2014年12月の1.2098ドルや2013年12月の1.3756ドルから下落しています。
・Apple社の現金、有価証券および現金等価物は1,780億ドルに達しています。これが銘柄だとしたら、S&P500の中で14番目に大きい銘柄となります。同社がこれを3.2億人の米国民に分配した場合、1人当たり556ドル受け取ることになります。確か、原油安による「減税」効果は1家族当たり750ドルではなかったでしょうか。
・歴史的にみて、2月は53.5%の確率で上昇しますが、平均騰落率は0.08%の下落です。過去5年間は全て上昇し、平均騰落率は3.10%の上昇、その前の3年間は全て下落し、平均騰落率は5.55%の下落となっています。

1月のフューチャー・ショック
・4日:ADP全米雇用報告。
・5日:筆者の誕生日。
・6日:米雇用統計。
・10日:JOLTS (Job Openings and Labor Turnover Survey、求人・労働異動調査)〈FRB(議長)のお気に入りのデータの1つ〉
・12日:1月の米小売売上高。
・13日:1月の輸出・輸入物価統計(原油価格の影響に注目)。
・16日:祝日で、市場も銀行も休み。
・18日:1月の生産者物価指数(エネルギーセクターの影響に注目)。
・26日:1月の消費者物価指数(エネルギーセクターの影響に注目)。
・27日:米・2014年第4四半期の国内総生産(GDP)改定値。

FOMCの会合:
3月17-18日※、4月28-29日、6月16-17日※、7月28-29日、9月16-17日※、10月27-28日、12月15-16日※
※議長の記者会見が通常、米東部時間午後2時に行われます。
 

ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックス
シニア・インデックス・アナリスト

本翻訳は、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。
SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。
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