第13回 最適fを実践した1年間のまとめ

「そういえば、最後に話をしたのは3月末頃でしたね(第11回参照)。その時もご機嫌は悪そうでしたが『年末は上がっている』とおっしゃっていましたし、『期待値はまだ正だ』って強調していましたよね。」
「うん。その時は絶対回復するという自信があったね。」
「この日経平均のグラフを見る限り、年初に急激に金庫が減少したのは仕方がない感じがしますね。相場が上がる(=期待値は正)という前提のもと、最初にとったポジション(先物8枚)は名目ポジションに換算すると日経平均を1300万円分買ったのと同じレバレッジでしたからね。その状態で1月は最初から急激に下げましたから。その結果金庫が半分ぐらいになったものの、ポジション・サイズも4枚(名目600万)まで調整されたのですね。」
「そう、まるで冬に冬眠に入る熊みたいな感じで、どんどんポジションが小さくなっていったね。でも、もしマネーマネジメントをしないで、変わらずに同じポジションでやっていたら、もっとひどいことになっていたとは思う。その点、正直助かったよ。
あと、8月~9月に相場が回復していくなかで、自然とポジションを増やすことが出来たのもよかった。普通はどこで増やそうか迷うからな。その結果相場がピークだった12月8日に日経平均プラス12.7%に対しプラス28%まで盛り返したよ。結局11月にまた売られちゃって最終的には日経平均プラス10%に対し、金庫はプラス8%だった。でも、もし2014年がレンジ相場ではなく、イメージしていたようなトレンド相場だったら、もっとマネーマネジメントが効いていたであろうという気はするね。」

zu_J

「いや、お役に立てて安心しました。ルールを決めてポジション・サイズをコントロールすることの大切さを実感してもらえてよかったです。ところで、最適fを使ったマネーマネジメントには大前提があったのは覚えていますか?」
「大前提?そんなのあったかなあ?」
「ほら、あれですよ。あれ。期待値が・・・」
「おう、期待値が正じゃなきゃダメなんだよな」
「その通りです。で、今年もAさんの日経miniを使ったトレード手法の期待値は正だと思いますか?」
「いや、正直良くわからない。いいとこまで来たからね。すこし様子を見ようかと思う」
「そういう場合は何をするのでしたっけ?」
「そうか、期待値がもはや正ではないのであれば、ポジションをとじなければ行けなかったな。ではとりあえず一回とじるか・・・」

まとめ

最後にご参考までAさんの一年分の損益推移表を載せました。四半期(3か月)ごとに区切って4つの表として添付しました。第一四半期(1月~3月)は11回に掲載したものと同じなので灰色にしました。黄色いセルが最低の数値、オレンジのセルが最高の数値を示しています。ご興味ある方はどの様に金庫が増減するかを確認してみると面白いと思います。
ところで、一つ見落とされがちな点を指摘します。それは2014年の最大損失額は2月4日の611円であったということです。その時の日経平均は14619円でしたので、4.18%の下落です。サイフを決める前提となる最大損失額が1143円(第10回参照)でしたのでサイフを決める前提は守られていました。もしこれ以上の最大損失額が出ると前提が破られるため、サイフを計算しなおす必要が出てきますが、その必要はなかったということです。
このように、最適fを使ったマネーマネジメントは期待値が正であることを前提として、効率的にどれだけポジションを取るべきかのガイドラインとして使えます。Aさんの行った日経miniのトレードはあくまでも分かり易い例として紹介しました。決してこれをお勧めするわけではありません。皆様がそれぞれ自信を持っている(=期待値が正である)やり方(=トレード手法)を「いくらやるべきか」の一つの考え方としてお役に立てれば幸いです。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> その他> 第13回 最適fを実践した1年間のまとめ