2015年の2大投資対象、日本と米国

(1)フルスロットルの米国経済、輪郭あらわす米国の圧倒的プレゼンス

群を抜く米国のコア・コンピタンス(圧倒的能力)

オバマ政権に対する不人気や米国プレゼンス低下論がメディアなどで喧伝されていることとは裏腹に、2015年は米国の圧倒的強さが見せつけられる年となるだろう。① 政治軍事面での圧倒的指導力に加えて、② ICT革命をリード、サイバー空間を支配、③ 金融で圧倒的強さ、④ シェールガス革命でエネルギーでも世界をリード、⑤ 政策で世界をリード(先進国で唯一金融市場が機能=信用創造が健在)、など各面での優位性はますます強まっている。米国経済の強さが、2015年の重要なモチーフになっていくことに注目したい。執拗な量的金融緩和の結果、米国経済は拡大の加速局面に入り、ドルも本格的な強さを見せ始めている。米国経済を循環的に押し上げる第一の理由は、耐久消費財や住宅投資、設備投資などの裁量支出が、現在まだ十分に満たされていない水準にあることである(図表3)。今後2~3年はペントアップ需要の顕在化(特に住宅需要、設備投資)により更なる需要のかさ上げが期待できる。

循環回復はまだ5~6合目

第二の景気循環要因として、労働賃金の伸びが高まり、消費が本格的に増える局面に入ったかどうか、が重要である。これまでの景気循環を振り返ると、景気拡大の前半において労働賃金が抑制されて労働分配率が低下し、景気拡大の後半になると、賃金の伸びが高まり(=労働分配率が上昇し)消費が大幅に増えて景気拡大加速局面へ入るというパターンが定着している(図表3)。そのような観点で現在の米国経済の状況をみると、労働分配率が底入れをして上昇に転ずる転換点にあるとみられ、今後、賃金上昇によって消費の加速が期待できる。

第三は、米国の信用循環の拡大期入りである。信用拡大と景気サイクルはほぼ連動して10年の循環を描いてきた。その信用循環をみると、2011年に信用循環の底入れをした後、まだ3年程度しかたっていないことがわかる(図表4, 5)。現在の信用循環はまだ若く、これから更に信用を増やし、それによって経済が拡大できる余地が大きいということである。景気がピークアウトする前に株価がピークアウトすることは考えにくい。米国の株高と強いドルは、2015年の世界的リスクテイクを推し進めるエンジンとなるだろう。

★図表2-3

★図表4-5

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