株の特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット_2015年版

株の取引口座には、
「特定口座(源泉徴収あり)」
「特定口座(源泉徴収なし)」
「一般口座」 の3つがあります。

この中でこのページでは「特定口座(源泉徴収あり)」の概要、メリット・デメリット、その他確定申告の方法をご説明したいと思います。

「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」については下記をご覧ください。
株の特定口座(源泉徴収なし)のメリット・デメリット_2015年版
株の一般口座:確定申告の方法_2015年版

また「確定申告の書き方」についてはこちらで詳しく説明しています。
2015年度版_株の確定申告の仕方(書き方)

なお後でご説明しますが、専業主婦の方や学生さんなど配偶者や親の扶養に入っている方は「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することを強くオススメします。※リアルに扶養から外れる可能性があります。

まずは「特定口座(源泉徴収あり)」のメリット、デメリットを項目にわけてご説明します。

特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット

【特定口座(源泉徴収あり)のメリット】
■確定申告の必要がない
特定口座(源泉徴収あり)の最大利点です。この口座なら面倒な税金計算も確定申告も必要ありません。ただし損益通算したい場合などは確定申告を行う必要があります。

■扶養から外れることがない
扶養に入っている方には重要な内容です。特定口座(源泉徴収あり)であれば株式売買で利益をいくら上げても扶養から外れることはありません。

ただし確定申告をすると利益額によって扶養から外れてしまいます。その場合、自らでは無く被扶養者側の負担が増えることになりますので、もし扶養者の方で確定申告したい場合でも安易に自分だけで決めるのでは無く家族と相談して下さい。

【特定口座(源泉徴収あり)のデメリット】
■20万以下の利益でも源泉徴収分が戻ってこない
特定口座(源泉徴収なし)と一般口座ですと年間利益が20万以下なら確定申告が不要になりますが、特定口座(源泉徴収あり)の場合は利益が20万円以下でも税金がかかります。

■源泉徴収の度に税金を引かれる
仮に利益20万以上でも少しデメリットと呼べる部分があります。

特定口座(源泉徴収なし)と一般口座では確定申告を行いますが、2014年の確定申告は翌年2月16日〜3月16月の間に税務署に申告します。その後、税務署より納付通知が来ますので、極端に言ってしまうとそこまでは2014年の株の税金は支払う必要がないのです。

一方、特定口座(源泉徴収あり)ですと株で利益を上げるごとに源泉徴収されますのでキャッシュ・フロー的な資金が前者より若干よくないと言う事実はあります。
※早いか、遅いかの違いですが。。。

特定口座(源泉徴収あり)で確定申告が必要なケース

最後に特定口座(源泉徴収あり)で確定申告が必要なケースを掲載します。

■「過去の損失」との損益通算をしたいケース
株式の売買では3年前の損失まで繰越控除(損益通算)が出来ます。
以下に例を記載します。

(例)個人投資家Aさんの2012年~2014年の損益
2012年:-30万
2013年:-40万
2014年:+100万

ここで2012年、2013年の繰越控除をせずに確定申告した場合、租税対象は2014年利益分の100万、2014年の株の税率は20%ちょっとですのでおおよそ20万円の税金を払う必要があります。

一方、2012年・2013年分を繰越控除して確定した場合は2014年の利益100万からそれぞれの年の損失計70万円が控除されますので租税対象は30万となり、税金もおおよそ6万円と上と比べて14万円の節税になります。

■別の証券会社との損益通算をしたいケース
例えば「A証券で100万円の利益」「B証券で100万円の損失」を出して何もしないとA証券の利益分の税金がかかってしまいます。

せっかく損益がトントンになっても税金分約20万で収益がマイナスになってしまいますので、そのような場合は確定申告をした方が断然お得です。

★ご注意:扶養控除を受けている方へ★
特定口座(源泉徴収あり)でも上記のように確定申告を行ってしまうとその年の利益により扶養から外れてしまう可能性がありますので十分に注意して下さい。

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【著者】  みんかぶマガジン編集部
株の取引口座には、 「特定口座(源泉徴収あり)」 「特定口座(源泉徴収なし)」 「一般口座」 の3つがあります。 この中でこのページでは「特定口座(源泉徴収なし)」の概要、メリット・デメリット、その他確定申告の方法をご説明したいと思います。 ※「特定口座(源泉徴収あり)」「一般口座」については下記をご覧ください。 ・株の特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット_2015年版 ・株の一般口座:確定申告の方法_2015年版 また「確定申告の書き方」についてはこちらで詳しく説明しています。 ・2015年度版_株の確定申告の仕方(書き方) まずは「特定口座(源泉徴収なし)」のメリット、デメリットを項目にわけてご説明します。 特定口座(源泉徴収なし)のメリット・デメリット 【特定口座(源泉徴収なし)のメリット】 ■利益が20万円以下なら確定申告を行う必要がない 特定口座(源泉徴収あり)では20万円以下の利益でも税金が引かれるのですが、特定口座(源泉徴収なし)と一般口座はその場合は確定申告が不要となります。2014年の株売買利益の税率は約20%(正しくは20.315%)、仮に20万利益の場合ですと約4万違います。 ■途中で源泉徴収されないため、投資資金を最大限に活用できる 特定口座(源泉徴収あり)は株で利益を上げる(利益がある状態で決済する)タイミングで源泉徴収がされますが、特定口座(源泉徴収なし)はその年の確定申告、2014年の場合ですと2015年2月16日〜3月16月に確定申告を行い、その後税務署から支払通知が来ます。 つまり、その間は税金を支払う必要が無いため、儲けた利益を最大限活用できます。 ※ただ遅かれ早かれ税金を払う必要があることには変わりません。 ■証券会社が年間取引報告書を作成してくれるため、自分で利益額の計算をする必要がない。 こちらは一般口座と比較してのメリットになります。 特定口座では税務署に添付資料として提出する年間取引報告書を証券会社が作成してくれますが、一般口座では自分で年間取引報告書を作成する必要があります。 年間取引報告書は1年間の売買履歴から算出する必要があり、取引回数が増えるとかなり面倒な作業ですので特定口座(源泉徴収あり)が嫌な方は、一般項ではなく特定口座(源泉徴収なし)をオススメします。 【特定口座(源泉徴収なし)のデメリット】 ■株で20万以上の利益を上げると確定申告をする必要がある 源泉徴収ありの特定口座の場合は原則確定申告は必要ありませんが、残りの2口座では20万以上の利益を上げると確定申告の必要があります。20万以上利益を上げる自信があって「特別な理由」で確定申告が必要な方以外は特定口座(源泉徴収あり)にしておいたほうが無難かもしれません。 ※源泉徴収ありの特定口座については「株の特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット_2015年版」をご覧ください。 ■配偶者・親の扶養に入っている方 もし学生や専業主婦など配偶者もしくは親の扶養に入っている方は確定申告を行うと利益によって扶養から外されてしまうことがありますので源泉徴収なしの特定口座はオススメしません。 ※「源泉徴収ありの特定口座」が良いです。 もし扶養を外れてしまうとご家族の負担が増えることになりますので極力「源泉徴収ありの特定口座」が良いかと思います。 特定口座(源泉徴収なし)がオススメの人 ■年間の利益が20万以下になると想定される方 長期投資などで基本は決済せずに配当だけを貰って且つ、それが20万以内になる想定がされる人などはこの口座が良いと思います。20万以内なら確定申告が不要の分、「源泉徴収ありの特定口座」と比べるとお得です。 また儲けるか損するかわからないけど、手間をかけてでも極力コストは抑えたいと思う方は年間利益が0円~20万以内である可能性を考えてこちらの口座にしておくのも手です。 ■FXや商品先物など、株以外の売買をしている方 株とFXや先物は損益通算はできませんが、どちらかの利益が20万を超えた場合は確定申告が必要となります。「どうせ確定申告(税務署に行く)のは変わらない」と言う意味で特定口座(源泉徴収なし)も一興かと思います。 ちなみにFXなどは特定口座ではありませんが同じように年間取引報告書をFX会社が作成しますので確定申告も難しくはありません。

2015年度版_株の確定申告の仕方

【著者】  みんかぶマガジン編集部
株式の売買や配当などで利益を上げた場合には税金を支払う必要があります。 株式売買による税金の納税方法は以下の2つがあります。 1.「源泉徴収ありの特定口座」の場合 ⇒売買で利益を上げる度に源泉徴収をされる方法 2.「源泉徴収なしの特定口座or一般口座」の場合 ⇒2015年2月16日〜3月16月の間に2014年分の確定申告を行う 1.の口座を選んだ方は特別な理由が無い限りは確定申告の必要はありませんが2.の口座の場合、別途確定申告が必要になります。ここでは株の確定申告を書き方や注意点などをご説明します。 なお、特定口座・一般口座の違いや特徴などは別ページで特集していますので気になる方はチェックして下さい。 ・株の特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット_2015年版 ・株の特定口座(源泉徴収なし)のメリット・デメリット_2015年版 ・株の一般口座:確定申告の方法_2015年版 国税庁HP:確定申告書等作成コーナー 確定申告書類は各地の税務署にもありますが、最近では国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」でWeb上で入力した申告書を印刷できる便利なサービスもありますのでこちらを利用したいと思います。 なお、申告自体をWeb上で完結できるe-taxと言う仕組みもありますが、同じようなフォーマットで申告を行ないますのでここでは割愛します。 確定申告の事前準備 まず確定申告をするためには以下2つの情報を証券会社毎に収集する必要があります。 1.譲渡による収入金額:株を売却したときの合計金額 2.取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費:株の購入金額+購入時の手数料+売却時の手数料 株の確定申告時には上記などの株に対しての情報に加えて給与所得などの情報も必要となりますので合わせて準備をしておいてください。※多くの会社では年末調整に確定申告に必要な情報が全て入っています。 また特定口座の場合は証券会社が年間取引報告書を作成してくれますので、そこに書かれている数値にしたがって入力していけばよいのですが、一般口座の場合は取引履歴などからご自分で作成する必要があります。 確定申告の書き方 さあ、ここからが本題です。「確定申告書等作成コーナー」で実際に確定申告書を作成する流れでひとつひとつ説明したいと思います。 イメージがつきやすいように下記、副業投資家Aさんのデータをサンプルとしてご説明します。 ■副業投資家Aさんのデータ (副業:株式に関する確定申告に必要な情報) ・譲渡による収入金額:1,900,000円 ・取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費:1,503,400円 ・証券会社名:◯◯証券 ・本支店名等:▲▲支店 ・口座の種類:特定口座(源泉徴収なし) (本業:会社のデータ) ・会社名称:株式会社■■ ・所在地:東京都**区##町1-2-3 ・支払金額:5,000,000円 ・源泉徴収税額:214,900円 ※「支払金額」「源泉徴収税額」は年末調整などに記載されています。 以上のサンプルデータを元に実際に確定申告書を作成してみましょう。 「確定申告書等作成コーナー」トップページ、e-tax or 書面提出の選択 確定申告等作成コーナーのトップページから作成完了までの全てのページを解説しながらご説明します。 まずは1.の画面から「申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始」(赤枠箇所)をクリックして下さい。 次に「2.提出方法の確認」画面に行きます。ここではe-tax or 書面提出の選択を行います。赤枠の書面提出を選んで下さい。 パソコン等、PC環境の確認 次にPCの環境・プリンタの接続・利用規約のチェックを行います。 ちなみに最終的にはPDFでダウンロードされますので書類作成時点ではプリンタが必須というわけではありませんが、ここにチェックを入れておかないと次に進めませんのでプリンタが無い方もチェックだけ入れて次に進んで下さい。 作成書類確認ページ こちらの画面では作成書類の選択を行います。 株の確定申告の場合は「所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナー」を選ぶ必要がありますので素直にクリックして下さい。 入力方法選択 続いて入力方法の確認画面です。 「左記に該当しない方」の申請書作成ボタンをクリックして下さい。 生年月日等入力 続いて生年月日等の入力画面に写ります。申請者の生年月日を正しく入れて下さい(入力必須です) なお、青色申告の承認を受けている人は「はい(青色申告の承認を受けている)」にチェックが必要ですが、今回は青色申告承認は受けていない前提で進めます。 所得区分の選択(給与所得選択) こちらは所得区分を選択する画面です。副業投資家Aさんの例の場合は「給与所得」と「株式等の上場所得等」を入力する必要があります。 まずは給与所得の情報入力を行います。赤枠をクリックして下さい。 給与所得の入力 次に給与所得の入力画面です。先ほどもご説明しましたが、ここで会社から貰える年末調整などの書面を元に「支払金額(給与総額)」「源泉徴収額」等を入力します。また配偶者の有無、会社名・住所などの入力も必須です。 なお社会保険控除や生命保険控除など各控除もここで入力します。 ※サンプルでは控除は無い前提で進めます。 給与所得の入力_ポップアップ出現 給与所得の入力で必要事項を入力後に「入力終了(次へ)」をクリックすると上図のようなポップアップが出現しますので、素直に「OK」を押して下さい。 所得区分の選択(株式の譲渡所得選択) こちらでは所得区分の選択ページに再度戻りました。先ほど入力した給与所得に対して給与所得控除が自動的に計算された額が表示されます。(上図青枠) 続いて株売買での差益に関して確定申告情報を入力するため、「株式等の譲渡所得等」を選択します。赤枠をクリックして下さい。 口座の種類等の選択 上図で「「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成する」を選択すると下図のような口座種類等を選択する画面が出てきます。 今回は特定口座(源泉徴収なし)のケースで説明しますので「特定口座( 簡易申告口座 )の取引がある」を選択して下さい。 ※特定口座(源泉徴収あり)、一般口座での取引がある場合はそれぞれ必要箇所をチェックして下さい。 また前年分の繰越控除がある場合には該当箇所にもチェックを入れておきましょう。株式の確定申告では過去3年分の損益通算(繰越控除)が可能です。 ※前年の繰越控除を行う場合には前年分の確定申告も必要です。 長くなりますのでここでは説明はしませんが、過去3年間で株式売買での損失がある場合には確定申告をしておくことをオススメします。 ※過去の確定申告をしていない方でも今回分と過去分の確定申告書を作成して同時に確定申告可能ですのでご安心下さい。 株式等の譲渡所得等データの入力 ようやくここで株式譲渡所得などのデータを入力します。 「譲渡による収入金額」「取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費」「証券会社名」「本支店名等」を入力・選択します。全て証券会社から貰える年間取引報告書に記載されていると思いますのでそちらをご参考に入力して下さい。 おさらいですが、複業投資家Aさんのそれぞれのデータは下記ですので赤枠内にそれぞれ入力していきます。 ・譲渡による収入金額:1,900,000円 ・取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費:1,503,400円 ・証券会社名:◯◯証券 ・本支店名等:▲▲支店 株式等の譲渡所得等(計算結果確認) 入力が完了したら計算結果が表示されます。個人投資家Aさんのケースでは譲渡による収入金額:1,900,000円から取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費:1,503,400円を差し引いた396,600円が課税対象と言うことになります。 確認が済んだら「確認終了(次へ)」をクリックして下さい。 所得区分の選択 ここまで行けばゴールラインは目の前です。あと少しだけお付き合い下さい。 株式の譲渡所得等が上図青枠のように表示されたのを確認したら赤枠の「入力終了(次へ)」を押して下さい。 各種控除の入力 上図と下図では各種の控除を入力します。なお「8.給与所得の入力」画面」などで各所得控除を入力された方はそれぞれの控除額が既に表示されていると思いますので確認した後、「入力終了(次へ)」をクリックしてください。 計算結果の確認 ここでようやく納付する金額が表示されます。納付額など内容を確認して「次へ」をクリックして下さい。 「次へ」をクリックすると下図のようなポップアップが来ると思いますので「OK」を押して下さい。 住民税等の入力 今回のサンプルでは住民税の入力をする必要はありませんので「入力終了(次へ)」をクリックして下さい。 住所・氏名等の入力 これが最後の入力項目です。住所・氏名・性別等の基本情報や提出税務署先などを記載して「次へ」をクリックします。 ※副業投資家Aさんの場合は名前等は後で入力すると言う前提で全て空欄で「次へ」をクリックしました。 印刷する書類の確認(最終ページ) 上記のページで印刷(PDFダウンロード)を行う申告書を選んで「帳票表示・印刷」をクリックします。こちらで完了です。大変お疲れされました。 今回のサンプルで作成したPDFを下記に添付しますので必要な方はダウンロードして確認してみてください。 副業投資家Aさんが作成した確定申告書 確定申告はお早めに! 最後に確定申告は2015年2月16日〜3月16月の間に行う必要がありますが、期限ギリギリで税務署に行くと非常に混雑して提出だけで数時間待たされることもありますのでお早めに税務署に確定申告に行きましょう!

株の一般口座:確定申告の方法_2015年版

【著者】  みんかぶマガジン編集部
株の取引口座には、 「特定口座(源泉徴収あり)」 「特定口座(源泉徴収なし)」 「一般口座」 の3つがあります。 この中でこのページでは「一般口座」の概要、メリット・デメリット、その他確定申告の方法をご説明したいと思います。 ※「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」については下記をご覧ください。 ・株の特定口座(源泉徴収あり)のメリット・デメリット_2015年版 ・株の特定口座(源泉徴収なし)のメリット・デメリット_2015年版 また「確定申告の書き方」についてはこちらで詳しく説明しています。 ・2015年度版_株の確定申告の仕方(書き方) なお後述しますが、2014年時点では「源泉徴収ありの特定口座」と比べて「一般口座」についてのメリットは皆無に等しいです。「口座開設の際によくわからなくて一般口座を選択してしまった」と言う方は来年に向けて今のうちから「特定口座(源泉徴収ありorなし)」に変更しておきましょう。 「株の一般口座」:概要 特定口座(源泉徴収なし)と一般口座の場合にはサラリーマンなど給与所得のある方は20万以上、専業主婦の方や学生などの扶養者は38万以上で確定申告を行う必要があります。 実は上記2つの口座について大きな違いは1点しかありません。 それは、確定申告時の「年間取引報告書」を ・特定口座(源泉徴収なし):証券会社が作成したものを添付するか ・一般口座:自分で作成するか、、、の違いです。 年間取引報告書とは証券会社ごとに収入金額(売却額)、取得費などを記入する書類のことで自分で作成する場合には売買履歴を見ながら作成することなり、かなり面倒です。 そのため、筆者としては余程の理由が無い限りは「特定口座(源泉徴収なし)」をオススメします。口座の変更はネット上での設定もしくは書類で変更手続きができますが、既にその年で最初の「利益確定前」or「配当をもらう前」が終わっている方は残念ながらその年は一般口座となります。 次に一般口座での鬼門、確定申告時の年間取引報告書の作成方法をご説明します。 「株の一般口座」:年間取引報告書の作成方法・注意点 株取引をされている方にはご自分で売買履歴をつけている方も多いかと思います。税金云々は抜きにして自分で売買利益をつけることは資産管理の上でも重要なことです。 売買履歴をちゃんとつけている方は年間取引報告書の作成も簡単です。 、、と言いたいところですが少し注意点があります。 それを説明するために、まず税務署に提出する「確定申告書」の記載内容を確認しましょう。最近は国税局HPの「確定申告書等作成コーナー」で入力するだけで申告書を作ってくれるような便利なサービスがありますので是非ご活用下さい。 ※ここでは「確定申告書等作成コーナー」での記載を前提にお話します。 確定申告書には証券会社ごとに下記の項目を記載します。 1.株(口):売却(決済)した株式数の合計 2.譲渡による収入金額:売却(決済)した金額合計 3.取得費:購入金額+購入時の手数料合計 4.譲渡のための委託手数料:株の決済時の手数料合計 言葉で説明すると少しわかりづらいと思いますので、次に1~4の計算方法を例を用いてご説明します。 株の一般口座:確定申告の仕方 以下、仮想の個人投資家Aさんの売買履歴例です。 ■Aさんの売買履歴 こちらはエクセルで作成しました。 同じようにエクセルで取引履歴を作成している人も多いと思います。 上記表の「合計」の項目の中で1~4に当たる数値はどれかわかりますか? 実は上表にはいずれも入っていません。 1~4を計算するには購入と売却の各数値をわける必要があるのです。 次に確定申告向けの取引履歴は以下のように修正してみたいと思います。 先ほどの表の「売買口数」「購入or売却時の価格」「手数料」をそれぞれ買いと売りと2つにわけた表示しています。前項の1~4の各項目をAさんのケースで当てはめると以下のようになります。 ■個人投資家Aさんの確定申告記載データ 1.株(口):5,000株 2.譲渡による収入金額:1,900,000円 3.取得費:1,500,000円+1,500円=1,501,500円 4.譲渡のための委託手数料:1,900円 以上の数字がわかれば後は国税局「確定申告書等作成コーナー」で淡々と入力していくだけです。 まあ今回は1年間の売買が5回しかしていないAさんの場合ですのでそんなに大変ではなかったですが、取引回数が増えれば増えるほど大変になっていきますし、ここに配当なども含まれると複雑さが増します。 「特定口座(源泉徴収なし)」であればこんな面倒くさい計算なく、証券会社から発行される取引報告書の情報を記載するだけですので冒頭お伝えした通り、来年に向けて「特定口座(源泉徴収なし)」への変更をオススメします。
 

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