2014年12月1日時点での主要市場見通し

(1)足元の国内株安・円高の可能性

・足元は、一旦株安・円高に振れ戻るリスクが高いと予想している。
・まず、日銀が10月末に行なった追加緩和をはやした相場動向は、そろそろ賞味期限切れだろう。というのは、日銀が金融システムに大量に散布した資金は、資金需要の弱さから貸し出しという形で金融システム外にはなかなか流れ出していないからだ。現在の国内株高・円安は、気分的なもの以上ではないだろう。
・特に国内株式については、投資家動向をみると外国人投資家、それも短期筋の日経平均先物買いの一手買いで、そろそろ疲労感が出てもおかしくない。実際、日経平均先物主導である点は、NT倍率(日経平均÷TOPIX)の高さに表れている(図表8)。
・円相場も、たとえば購買力平価(図表9)との乖離率(図表10)で見ると、既に10月の月中平均値で乖離率は10.57%と、最近の最高値(2007年6月)を抜いていた。11月の購買力平価が10月と同じ(97.69円)として、米ドル円相場が119円と置いて乖離率を計算すると、21.8%にも達している。乖離率が20%を超えたことは長期的に見ても1982年と1985年の2回しかない。中長期的な米国経済の堅調推移に沿った米ドル高基調は良いとしても、少なくとも足元の米ドル高・円安は行き過ぎ感が強い(※2)。

(図表8)
zuhyo8

(図表9)
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(図表10)
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※2 特に足元で、「原油価格下落→国内物価上昇率低下→追加緩和」が円安シナリオとして語られているのは、日銀がヘッドラインの物価上昇率ばかりを追いかける形に陥っていることに対する皮肉としては的確だが、円安の「真っ当な」材料としては行き過ぎだ。

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