週末のアメリカの雇用統計控え、上値の重い展開か

(指標)日経平均

 先週の予測では、為替の円安基調と海外市場が堅調で地政学的リスクが和らいでいれば、まずは15700円台を目指す動きを想定しました。
 週初めの25日(月)は、為替が104円台の円安となっていたことで△74の15613円と15600円台を回復しました。しかし、その後は円安が一服し材料不足による利益確定売り優勢となって28日(木)には▼74の15459円と15500円を割り込み、週末の29日(金)はウクライナ情勢が緊迫化したことで▼35の15424円の続落となりました。結局、先週は想定とは逆に円安一服と地政学的リスクで軟調な展開でした。
 今週も引き続き上値の重い展開が想定されます。先週初めまでは薄商いの中を海外株高に連動して順調に戻りを試し15600円台のせとなりましたが、この水準で円安一服と海外株高の一服で軟調な展開となりました。為替に関しては、9月4日にECB理事会で追加の金融緩和が実施されるとユーロに対して円高が進み、輸出関連株の重荷となります。又、消費増税後に落ち込んだ個人消費の回復が鈍い結果となっており、地政学的リスクが高まれば25日移動平均線(29日15397円)を下回って13週移動平均線(8月29日15267円)を試す動きも想定されます。内閣改造にインパクトがあれば多少上値を試すことも期待できますが、そうでなければ15400~15500円台でのもみあいとなりそうです。
 週明け9月1日(月)は小幅反発し、値上がり銘柄数は多いものの商いは低調で方向感に欠け、△52の15476円で引けました。

日経平均9-1

(指標)NYダウ

 先週の予測では、9月1日(月)がレイバーデーで3連休となるため夏季休暇中ということもあって閑散相場となり、17000ドルを回復した後は地政学的リスクへの懸念が残っているため、高値圏でのもみあいになるとしました。
週前半は、経済指標を好感し上値を試す形となって26日(火)には17153ドルと7月17日のザラ場での史上最高値17151ドルを更新しましたが、週後半の28日(木)にはロシア部隊がウクライナに侵入したことを受けて地政学的リスクが高まって17018ドルまで下げる場面がありましたが、経済指標の好調さに支えられて▼42の17079ドルと下げ幅を縮小し、週末の29日(金)は△18の17098ドルで引けました。今年最低水準の薄商いが続きました。
今週は、9月1日(月)のレイバーデーの休日明け後は、投資家や市場関係者が復帰することで出来高の増加は期待できるものの、先週末にウクライナ情勢が緊迫化してきたことで上値の重い展開が続くことになりそうです。今週は特に5日(金)の雇用統計が注目となり、予想を大きく上回る場合は早期利上げ観測が高まり株式にとってはマイナスとなります。

NYダウ8-29

(指標)ドル/円

 先週の予測では、アメリカの経済指標の好調さが続いており、景気回復期待から金利が上昇し、ドル買い・円売りの流れとなりやすいとしました。引け値で104.2円を上回ってくれば一段の円安も期待できますが、この水準はドルの利益確定売りも出やすく、103~104.5円のレンジを想定しました。
結果的に、週初めはロシアとウクライナの首脳会議で紛争の早期終結期待が高まり、リスク回避の円買いが後退してドルが買われ1ドル=104.49円をつけました。しかし、その後28日(木)にロシア部隊がウクライナへ侵入したことを受けて地政学的リスクが高まって103.56円まで円が買われました。週末の29日(金)はアメリカの好調な経済指標を受けてドルが買われ104.10円で引けました。
今週は、国内外の金融政策を睨んだ展開となりそうです。4日(木)の日銀金融政策決定会合、欧州中央銀行の金融政策発表、5日(金)の8月米雇用統計の結果を受けた金利動向などが注目となります。103~104.5円のレンジを想定。

ドル円8-29

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