米国株は買われすぎなのか?メディアに煽られずに冷静な判断をする秘訣

【図3】2010年初旬~現在のS&P500のチャート図

図3

 非常に単純なチャートパターンである上昇ウェッジパターンを形成していることが分かりますね。

 これが分かっていれば、複数年の上昇が続いている間、長期投資家や経済メディアは多くのストレスを抱えずに済んだことでしょう。

 通常の上昇市場では当たり前に起こる株価の上下も、このウェッジパターンが形成されている限りは気にせず、投資家は投資し続けても大丈夫です。

 注目したいのは、大きな株価の上下も上昇している2本のチャネルライン(青線)内にきちんと納まっているということです。
 チャネルラインが上向きな限り、投資家の皆さんは周りの市場情報を無視し投資し続けるべきとテクニカル分析から判断できるでしょう。

 上でも述べましたが、このパターンが唯一弱気となる時は、株価が下のチャネルライン(A)を下抜けしたときのみです。

 2週間ほど前にS&P500は下のチャネルラインを下抜けしようとしていましたが、急速に反発し新高値更新となりました。

 チャート図3の灰色の矢印を見てください。
 
 この2本線が一点に集まろうとする過程で、同じように線に反発する出来事を
何度を見てきたでしょうか。

 今後注目していかなければならないのは、このチャネルラインが一点に集まり先端部分を形成する時です。

 この際には、取引する上で十分に注意しなければなりません。

 現時点では、S&P500の上昇トレンドに乗り、投資を続けていても大丈夫ですが、下のチャネルラインを意識しながら取引を進めてください。

 「ナスダック」と「S&P500」のチャートを通して「ウェッジパターン」を学び、またそれらを利用して、チャートから情報を引き出せるようになった事と思われます。

 個人投資家においても、様々なメディアの発信情報が「正確かどうか」を検証する事が指標のテクニカル分析を行うとできるようになります。

 2つの例を利用して、テクニカル分析の一旦に触れましたが、今現在のナスダックに関しては上昇ウェッジパターン内で強気に推移するものの、現時点では爆発的に続伸するかどうかは、ウェッジパターンが上抜け下抜けするかを見守る必要があります。また、S&P500に関しても同じ事が言えます。

 過熱感を煽る言葉がメディアを賑わせておりますが、このコラムをご覧になられた方はより冷静に正確な情報判断ができるようになっており、またそれらを利用して多いに今後の投資運用を円滑に行えるようになればと思います。

Good Luck!
 

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