急反発で15000円台回復だが、本格反騰には下値固めが必要

(指標)日経平均

 先週の予測では、地政学的リスクが根強いなかアメリカ株式が軟調な相場となっており、更に下落が続けば日本株にも影響することになるとしました。但し、好調な決算が相場を支え、15200~15600円の中での値動きを想定しました。
 しかし、ウクライナ情勢が緊迫感を強めNYダウも下値を模索する動きとなってことで、6日(水)には5日続落の▼160の15159円となって15200円を割り込みました。7日(木)は、15061円まで下げたところで年金の買いと業績期待で△72の15232円と反発しました。ところが、週末の8日(金)は、前日に地政学的リスクからNYダウが3ヶ月ぶりの安値となり、日経平均もオバマ大統領のイラクへの空爆承認報道をきっかけに全面安となって▼454の14778円と15000円をあっさり切って引けました。日本市場の引け後のアメリカ市場では、ロシアがウクライナの国境沿いから軍事演習の終了として撤退したことで地政学的リスクが和らぎ、NYダウは△185の16553ドル、為替は102円台の円安水準に戻りました。これを受けてシカゴ日経先物は15010円と15000円台を回復しています。
 週明け11日(月)は、先週末にNYダウが反発し為替が102円台に戻っていることで、自律反発から15000円台に戻した後は15000円の攻防となっていましたが、先物主導でじりじりと上げ幅を拡大し△352の15130円の急反発となりました。出来高・売買代金は低水準ですので、本格的に戻りには下値固めが必要といえます。地政学的リスクはまだ不透明なため、NYダウや為替の動きに左右される展開となりそうです。目下15000円を守れるかどうかに注目するところです。

日経平均8-11

(指標)NYダウ

 7月31日(木)に16563ドルとなって柴田罫線の上向き先細三角形を下放れして売転換となり、8月1日(金)には16437ドルまで下げて下げ幅を縮小しているものの、終値でここを切ってくると下値を探る展開になるとしました。
週初め4日(月)は、ポルドガル中銀が経営破綻懸念の銀行を救済したことで反発するものの、5日(火)はロシアのウクライナ侵攻懸念から▼139の16429ドルと大幅反落となりました。6日(水)に小反発のあと7日(木)は地政学的リスクが高まり16333ドルまであって、▼75の16368ドルと4月25日以来3ヶ月ぶりの安値となりました。週末8日(金)は、ロシア軍が軍事演習を終えてウクライナ国境から去ったことで地政学的リスクが和らぎ、△185の16553ドルの大幅反発となりました。
先週末の大幅反発は、自律反発の動きの可能性が強く、ここからは地政学的リスクから上値は重い展開が想定されます。例年8月中旬から8月末までは夏季休暇に入る投資家が多いため、現状のような地政学的リスクがある場合は、休暇をとる前にいったん手仕舞いにするため上値は重くなるといえます。目先は16700ドル台が上値抵抗ゾーンとなります。

NYダウ8-8

(指標)ドル/円

 先週の予測では、経済指標の発表多く、その結果による金利動向を睨んだドル・円の動きとなり、早期利上げ観測を織り込む形でドル買い・円売り基調を想定しました。
 結果的には、地政学的リスクが高まり、逆に101~103円のボックスの中でドルの下限を試す動きとなりました。週前半のロシアのウクライナ侵攻報道、欧米によるロシアへの追加制裁とロシアの報復、イスラエルのカザ地区侵攻、アメリカのイラク過激派への空爆などで一時101.51円までリスク回避の円買いが進みました。週末8日(金)は、ロシア軍が軍事演習を終えてウクライナ国境から去ったことで地政学的リスクが和らぎ、102.08円で引けました。
 今週は、先週に続いて地政学的リスクが意識され、ウクライナ、イラク、パレスチナなどの紛争が深まればリスク回避の円買いが優勢となりそうです。ただし、下値はGPIFによる外貨建資産への投資増額期待があり、円高は限定的と思われます。

ドル円8-8

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