好調な企業決算と海外の悪材料との綱引き・・・特に、アメリカ株式の動きに要注意・・・

(指標)日経平均

 先週の予測では、決算発表が好調であり外部環境が落ち着いていれば、15500円を試す展開となりそうだとし、28日(月)にザラ場△71の15529円と15500円台にのせてきたことで次の上値のフシを15600円水準としていました。
結局、アメリカの経済の改善を反映して早期利上げ観測から為替は日米金利差期待から円安の基調となり、これに好調な決算が加わって、31日(木)にはアメリカのGDPの予想を大きく超える改善を受けて一時15759円まであり、終値は▼25の15620円となりました。しかし、週末の8月1日(金)は、アルゼンチンのデフォルトやポルトガルの銀行破綻懸念を受けてNYダウが急落したことで、▼97の15523円で引けました。
今週は地政学的リスクが根強いなか、アメリカ株式が軟調な相場となってきており、更に下落が続けば日本株式にも影響することになります。但し、4~6月期決算は今のところ想定を上回る好調な内容であることから下限は限定的といえます。週末はSQがあり、15200~15600円の中での値動きを想定。
 週明け4日(月)は、先週末のアメリカ株式の下落を受けて売り先行で始まるものの押し目買い強く、前場はプラス圏へ浮上しました。しかしやや円高となっていることで大型株が軟調となり、後場はマイナス圏で小動きとなって▼48の15474円と15500円を切って引けました。

日経平均8-4

(指標)NYダウ

 先週の予測では、地政学的リスクへの警戒感が続く中で決算発表を迎え、又FOMCやGDP速報値の発表もあることで高値圏での一進一退の動きを想定しました。
週半ばまでは、欧州連合のロシア制裁強化決定から下落するものの、4~6月期GDP速報値を受けて反発というように一進一退となっていましたが、31日(木)はアルゼンチンのデフォルトやポルトガルの銀行破綻懸念やアメリカの早期利上げ観測もあって▼317の16563ドルの急落となりました。週末の8月1日(金)は、7月雇用統計が予想を上回ったことで早期利上げ懸念が後退し、下げ幅を縮小して▼69の16493ドルで引けました。
柴田罫線では、これまで高値圏での上向き先細三角形(B)となっており、この形は上放れるより下放れる確率が高いとしてきましたが結局いったん下放れる形となり、31日(木)の16563ドルで売転換となっています。16400ドルを切ってくると調整が長引くことになります。
先週は2.8%の下落となり、年初からの値上がりを吐き出す形となりました。週末の8月1日(金)は16437ドルまで下げて▼69の16493ドルと戻していますが、終値で16437ドルを切ってくると下値を探る展開となってくる可能性が高くなります。注目は、5日発表の非製造業景況指数(個人消費の好調さが続いているかどうかの確認)や終盤を迎えた4~6月期決算が注目となります。

NYダウ8-1

(指標)ドル/円

 先週はイベント多く強弱感対立する相場展開とし、地政学的リスクが高まればリスク回避の円買いの一方で、アメリカの景気回復が改善すれば利上げを織り込む動きとなってドル買い・円売りの可能性が高いとしました。
 結果的に、地政学的リスクはそれほど高まらなかったところにアメリカの4~6月期のGDP速報値が前期比年率4.0%と予想を上回ったことで早期利上げ観測からドルが買われ、一時103.09円となりました。しかし、週末の8月1日(金)は7月雇用統計が予想を上回ったことで早期利上げ懸念が後退し、ドル買いも一服となって102.58円で引けました。
 今週は経済指標の発表が多く、その結果による金利動向を睨んだドル・円の動きとなりそうです。基本的に、経済指標の内容がよければ早期の利上げ観測がくすぶり、これを織り込む形でドル買い・円売りの基調が続くことになります。柴田罫線では、101~103円のボックスの上限を試す形となってきました。

ドル円8-1

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