【Alox分析】外部資本の“還流” – 山水電気 –

・相手先企業群
赤井電機株式会社(役員兼務)
「長期未収入金」  97百万円

ナカミチ株式会社(役員兼務)
「長期未収入金」  2億15百万円

ナカミチ販売株式会社(役員兼務)
「長期未収入金」  87百万円

サンスイ・エンタープライゼス・リミテッド(親会社の孫会社)
「長期未収入金」  2億10百万円
「長期預け金」  19億23百万円

ザ・グランデ・(ノミニーズ)・リミテッド(親会社の孫会社)
「長期未収入金」  8億14百万円

ジ・アルファ・キャピタル・サービセス・リミテッド(親会社の孫会社)
「長期預け金」  24億95百万円

つまり、54億円の純資産(株主の投資した資本≒現金)は、44億円近くもの現金を親会社の関連会社へ「長期で預け」、さらに10億円近くも「長期で未回収な債権」へと変貌したわけだ。

この貸借対照表を見ると、「末期の山水電気は、親会社が投下した資本を
親会社の関連会社へ振り分けるゲートとして存在する会社
」であったと言っても過言ではない。

【総括】
親会社が子会社の資金を吸い上げること自体は、一般的なことである。
ほとんどの親会社は、子会社の現預金を吸い上げ、それを重点分野(子会社)へ投資する。

だが、山水電気の場合は、親会社の投資が利用される形跡もなく、そのまま「預け金」という名目で、親会社の子会社へ還流していることが、奇異に映る。

2011年5月には、親会社のグランデ・グループが経営破綻したため、親会社向けの「長期預け金」「長期未収入金」等の総額約54億円の不良債権となってしまった。

山水電気の倒産は、「資本調達先の精査(審査)の重要性」を知らしめる事例と言えるだろう。

※ 参照資料
『第74期(2010年)山水電気 有価証券報告書』

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