S&P 500 月例レポート

投資家が押さえておくべきポイント

・ウクライナ情勢に代わってイラク情勢を主因として石油の供給懸念が続いたものの、原油価格は105.40ドルと小幅の上昇にとどまり、米国経済が十分に吸収できる範囲の上昇でした。また、米政府は原油の輸出を一部解禁します。
・何らかの調整があるだろうという向きが増える中、米国の大型株式市場は引き続き上昇しました。昨年も同じようなことが常に言われていましたが、いずれは現実となるでしょう。ファンドマネージャーやマネーマネージャーは、これまでの利益を守ることよりも、将来の利益を取り逃すことを心配しているようでした。恐れなしです。市場は5カ月連続で上昇し、2014年2月3日の低値からは12.54%上昇(配当を含めて13.57%上昇)しています。上昇銘柄(458銘柄)が下落銘柄(41銘柄)を11対1の割合で上回っています。S&P500は、年初来ベースで22回、終値ベースで過去最高値を更新しており、うち8回は6月に起きています(2013年は45回、その前の最高値更新は2007年でした)。
・恐れは必要ありません。VIX恐怖指数だって6月の終値は11.57でした(過去の平均は20.09)。恐れがない→評価が高まる→バブル→問題が起きる。

考えのメモ:
・2014年第1四半期は、企業が自社株買いで厳しかった業績に追い風を吹かせました。これは第1四半期に限ったことなのか、自社株買い(で株式数を減らす)という企業の新たなトレンドの始まりなのかが注目されます。

・設備投資は堅調ですが、新しい工場の建設などは今のところ見られません。企業が生産拡大に目を向けるにはまず、消費支出の拡大が必要となります。

・新たな管理体制の下、新たな可能性:失業率が6%割れとなり、FRB(米連邦準備制度理事会)の債券購入が終了した場合でもなお、FRBは利上げを待つのでしょうか。
 
基本統計:
・今年は金利が一層低下しています。米国10年債利回りは2.52%と、2013年末の3.03%を下回っています。

・S&P500は、今年前半6.05%上昇(配当を含めて7.14%上昇)していますが、畏敬の念はどこにもないようです。2014年2月3日の低値からは12.54%上昇(配当を含めて13.57%上昇、年率で37.14%の上昇)しています。上昇銘柄が下落銘柄を11対1の割合で上回っています。2013年との違いは、(財政の崖から転落しなかった)2013年1月は5.04%上昇したのに対し、2014年1月は3.56%下落したことです。

・S&P500はあと2.03%で2000ポイントの節目に到達することから、もうじき騒ぎが増え始めることでしょう。2000ポイントに到達するか、皆が待ち構えていた調整局面に入るかは、第2四半期の1株当たり利益(EPS)次第です。筆者はもちろん、節目到達に備えて、銘柄、セクター、株価収益率(PER)などの数字を準備しています。1998年のドンペリのボトルの埃も払いました。なお、1000ポイントに達したのは、1998年2月2日、100ポイントに達したのは、私が働き始めた1977年5月のことでした。

ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックス
シニア・インデックス・アナリスト

本翻訳は、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。
SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。
HTTP://WWW.SPINDICES.COM/RESOURCE-CENTER/THOUGHT-LEADERSHIP/MARKET-COMMENTARY/

 
 

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