S&P 500 月例レポート

投資家が押さえておくべきポイント

・米大型株(S&P500とダウ工業株30種平均)は日中取引時間ベースと終値ベースの両方で過去最高値を更新しました。S&P500は2月から5月まで4カ月連続で7.91%上昇し、1月は3.56%下落しています。2013年に関しては、2月から5月にかけて8.85%と連続で上昇し、加えて1月も5.04%上昇しています。S&P500は今年に入って14回、終値ベースで過去最高値を更新しており、うち6回は5月に起きています(2013年は45回、その前の最高値更新は2007年でした)。小型株は調整局面から反発を見せていますが、それが安値拾いによるものなのか、回復の始まりであるのかという重要な疑問が残ります。
・今の相場は恐れが全くありません。VIX恐怖指数は引き続き下落し、5月30日の終値は11.40でした(過去の平均は20.09)。恐れがない→評価が高まる→バブル→問題が起きる。
・アクティビストが引き続き、市場と取締役会に影響を及ぼしました。
・企業は、2014年第1四半期におよそ300億ドルを自社株買いに費やし株式数を削減し、同四半期の1株当たり利益(EPS)を一定水準に保ちました(株式数の減少→EPSの上昇)。
・PfizerによるAstraZenecaの買収は実現に及びませんでしたが、買収プレミアムやら買収合戦とやら、M&A活動は続いています。

考えのメモ:
・2014年第1四半期は企業が余ったお金を自社株買いに費やし、厳しかった業績に追い風を吹かせました。6四半期連続で記録的水準に達していた企業のキャッシュも自社株買いにより減少しましたが、心配はいりません。90週間分の純利益が(たくさんの注目を集めつつも)そのままとなっており、キャッシュは潤沢です。
・2014年は終値ベースで過去最高値を14回更新(5月は6回)し、年初来ベースで4.07%上昇、2013年に記録した30%超の伸びを維持しています。成長したい、賭けに出てみよう、といった願望はもはや古い考えなのでしょうか。
・親子関係ではないですが、連邦準備制度理事会はどれだけ緩和的であるべきなのでしょうか。そろそろ家を出て独立すべきなのでしょうか。
 
基本統計:
・2014年第1四半期EPSが2013年第4四半期に比べ3.3%減少したことは、良しとされています。要するに全ては、期待がどれだけあったかによるのです。
・米第1四半期のGDP改定値は1.0%減に下方修正(速報値は0.1%増、予想値は0.6%減)されました。四半期でマイナスとなったのは、1.3%減だった2011年第1四半期以来でした。注目すべきは、在庫の減少でした。その分第2四半期は在庫が補充され、同四半期の押し上げ要因となることが期待されています。
・米国10年債利回りは2.46%と、2013年末の3.03%を下回っています。
・依然としてストックピッカー(個別銘柄選び)の相場の様相を呈しています。S&P500は年初来ベースで4.07%上昇しているものの、148銘柄は10%以上上昇し、39銘柄が10%以上下落しています(10%以上上昇または下落した銘柄が全銘柄の37.4%を占めました。4月は30.7%でした)。
・2014年4月1日から日本の消費税率が5%から8%に引き上げられました。駆け込み需要の反動で、4月の小売売上高は13.7%減少し、過去14年間で最大の減少となりました(予想では11.7%減)。日本ではティーパーティー運動がありませんからね。

ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックス
シニア・インデックス・アナリスト

本翻訳は、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。
SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。
HTTP://WWW.SPINDICES.COM/RESOURCE-CENTER/THOUGHT-LEADERSHIP/MARKET-COMMENTARY/

 
 

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