「ビジネスリーダーからみた東アジアの緊張と対話」

・中国は貧しいところから、豊かなレベルにきた。そうすると、プライドを持つようになる、プライドを持つと、ものまねやコピーはしなくなる。よい方向に向かっているといえる。しかし、中国の中には、まだ貧しい人々も大勢いるので、その人々はかつてと同じように何でもやりかねない。

・中国と周りの国の関係は、確かにごちゃごちゃしている。中国もお兄さん格として、仲良くしようと言わなければならないのは確かである。安定成長の環境を作るには、経済をベースに仲良くすることであり、各国企業とも平和のためにやるべきことがあると、シェアン氏は強調する。

・これに対して、政治家はどのように考えるのか。ミャンマーのソーテイン大臣(大統領府相)は、20年後のミャンマーは民主主義国になるべく進んでいくという。ポピュリズムではなく、選挙がきちんとできるようにする。民主主義は選挙の質によって測ることができる。最も大事なことは、多数派が少数派を守ることをできるかどうかである。その前提として、市民権を守るには、司法が機能するようにしなければならない。まずは新しい教育制度を作り、民主主義を教えていくことである。強い独立した司法を作ってフェアネスを確保することである。信仰の自由を認め、差別しないことである、と強調する。

・マレーシアのマハティール元首相は、東アジアに対して、政治的には中東ほど悪くないし、金融経済では欧州ほど悪くないという。中国は確かに強力になっている。しかし、中国は、米国に対して脅威も感じている。米国は東アジアにおいて、米国が参加できない組織を嫌う。APECのように米国が入ればよしとする。米国は、自国が好まない政府を支持しない。民主的な形で選ばれていても、その手続きを問題にする。そして、相手を威嚇する。威嚇すれば、必ず相手は防衛しようとすると、マハティール氏は強調する。

・戦争は起こりうるので、戦争をせずに和解することを考えるべきであるという。ベトナムと中国は一触即発かもしれないが、両国の人々をあおり立ててはいけない。感情に流されれば、ろくなことにならない。日本が米国と一緒になって、相手を威嚇する立場に立つとするならば、そのような対応は望ましくないと指摘する。戦争は威嚇によって引き起こされ、そのコストは高く、ダメージも大きい。そして、戦争では何も解決しない。共存できる道を探すべきで、歴史から学ぶことが要諦であろう、とマハティール氏は話した。

・確かにどんな場面でも、共通価値の共有を目指し、対話を続けて、互いにリスペクトする志が求められる、と痛感した。対話による共通の価値創造こそ、紛争解決に対する最大の方策であると位置付けて、実践したいものである。

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