過去に捉われるな!

戦国時代

私は太平洋戦争が終わって10年近くたってから生まれたので、戦争は過去のものだと思っていた。特にベトナム戦争が終わってからは、世界は基本的に平和だと思っていた。しかし、世界各地にあがる「火の手」を見るていると、むしろ現代は戦国時代だという認識でいた方がいいとさえ思ってしまう。日本から見れば、平和憲法のある日本は特別に例外だが、世界から見れば、日本は世界を構成する1つの国に過ぎず、戦国時代に例外扱いはして貰えない。

スイスは永世中立国だが、同時に皆兵制で、核シェルターなどの整備も世界一だ。いつでも戦えるのだ。また、第2次大戦中は各国のスパイがスイスで暗躍したように、世界中の情報が集まっている。それだけではない。匿名口座の情報開示が進んだとはいえ、未だに世界の徴税逃れともいわれる資金の行先のトップがスイスで、2.3兆ドルと、2位のシンガポール・香港を合わせた1.4兆ドルを大きく上回っている。いわば、世界の富裕層から担保を押さえている状態だ。スイス相手では、戦って得るものよりも、失くすものの方が多いことを認識させることで、保てている中立だともいえる。

日中戦闘機の異常接近は、危険な兆候だ。日経BPには、日中有事の可能性を考える記事が出ていた。
参照:「日中有事」の可能性は
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140617/266921/?n_cid=nbpnbo_mlt

まさかとは思いたい。しかし、世界では「流血」が日毎に日常的になってきている。2013年には世界の難民キャンプで暮らしている人々が第2次大戦後初めて5000万人を突破、前年比600万人増の5120万人となった。永遠に戦争を放棄すると宣言するだけで、永遠の平和が約束される可能性は極めて低い。現実を直視すれば、それなりの覚悟を持つことも必要だ。

米国が守る? 世界1位の経済が、2位と3位が揉めて、困ったり、どちらか片方の肩を持ったりすると考えるのは現実的ではない。TPP交渉で示す米国の態度がより実像に近いと認識するべきだろう。日本、中国、韓国、北朝鮮が適度の緊張関係にあることは、米国にとっては好都合だと考える方が論理的だ。

過去はどんなものでも、もう取り返せないものだ。拘りは何も生まない。今あるのは私たちや子供たちの未来だ。今あるものを大事にしたいと思う。

利益も損失も過ぎれば同じ

投資運用も長くやっていると、喜び、怒り、哀しみ、楽しみで溢れたものとなる。苦しさや誇らしさも伴っている。そして、「欲と恐怖」が大敵だ。

昔買った銘柄が、未だに大きな評価損を抱えている。しばしば「どうしましょうか?」との相談を受ける。評価損は抱えてはいけない。実現損は過去の損だが、評価損は過去を引きずっている損で、どこまで膨らむか分からないからだ。そう答えると、「では、売るしかないのでしょうか?」と聞かれる。そうとも言えない。

損切りは、評価損が膨らまないために行う。大きくなってしまった評価損を実現していては、挽回が困難になる。損切ることで過去の損に追いやっても、挽回する気力も体力もない場合がある。

未来志向でないと過去の損は挽回できない。未来に向かえる刺激があると、過去の損はいつの間にか忘れてしまえるものだ。

いい思い出も、辛い思い出も、死ぬ時にはみな同じ。善いことも、悪いことも、過ぎ去ればみな同じだ。誰にとっても失くした過去よりも、今ある未来の方が大切なはずだ。今あるものを大切にするには、忘れることも大事なことかと思う。

みんなの外為|矢口氏 FXコラム
http://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/author/dealersweb/

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