2014年5月1日時点での主要市場見通し

・なお、日米株価の最近までの調整の背景には、モメンタム株に対する売りが嵩んだことが挙げられる。
・すなわち、安定した大企業の場合、企業実態の現状が把握しやすく、先行きの収益見通しも比較的立てやすい。このため、現状の株価に対する割高・割安の判断が、様々な尺度(PERなど)でつけやすい。したがって、こうした安定的な企業の株は売り込まれても、投資家が割安になったとの判断が容易で、安心して買いに出動することができる。その一方で、こうした大企業は先行きの利益成長力が限定的で、株価が大化けするような妙味には乏しいと言える(こうした株は、「バリュー(価値)株」として分類されることが多い)。
・一方、新興市場(業種的には、インターネット、携帯ゲーム、バイオ関連など)の企業群は、利益が高成長する可能性(一種の期待)が、株価上昇の原動力である。こうした企業群は、予想をはるかに上回る利益成長を見せる可能性があるが、業容が一気に縮小する恐れも強い。また、現時点での利益自体は小さい(しばしば赤字)である場合も多く、現状の株価が割高なのか割安なのかの判断がつきにくい。したがって、株価が上昇を続ける場合は追随買いが入るが、一旦株価の足が止まり始めると、売りを浴びる展開となりやすい。こうした株を、「モメンタム(勢い)株」と分類することがある。
・3~4月を中心とした日米株価の下振れは、モメンタム株の株価上昇の勢いに陰りが生じたため、売りを浴びたという側面が大きい。実際、東証マザーズ指数、並びに米ナスダック指数を、市場全体を表す株価指数に対する比率でみると(図4)、新興市場株の調整が最近大きかったことがわかる。

(図4)
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・こうしたモメンタム株に対する売りは一巡した感が強いが、成長株の株価の動きに傷がついた(成長株に投資してきた資金が痛手を受けた)ため、まず当面は、安心感の高いバリュー株(安定した大企業の株、優良株等)の株価の底入れ反転が、市場全体を主導するものと見込まれる。もう少し時間が進んでから、成長株にも資金が向かい始めることとなろう。

以上、シナリオの背景。

このあと、前月号見通しのレビュー。

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