14000円以下は売られ過ぎ、弱気になるのは禁物

(指標)日経平均

 先週の予測では、アメリカ株式の下落と日銀の金融政策の「現状維持」と、なれば緩和期待で買われた不動産株が売られ、日経平均は下落することを想定しました。しかし、その場合は、目先の下値のメドとして25日線(14743円)とその下の14600円水準を想定していました。つまり、14000~15000円の大きなボックスの中で14500~15000円のもみあいを想定したことになります。
 しかし、結果は半年振りの14000円割れで、2月5日の13995円の安値を更新する動きとなりました。きっかけは8日(火)の黒田総裁の会見で追加緩和期待が遠のき、アメリカ株式の下落や中国の経済不安も加わって円が急騰し、日経平均は急落となりました。先週1週間で1000円を超える下げとなり、11日(金)は13885円まであって▼340の13960円となりました。
 今週は、アメリカの1~3月期の企業決算や中国の経済指標をにらみながら安値圏での一進一退の動きとなりそうです。先週はアメリカ株高と日銀の追加緩和期待という2つの株価下支え要因が薄れ、先物主導の売りで1週間で1100円近い下げとなり、2月5日の13995円を下回りました。チャートでは13600~13800円は抵抗帯であり、PERが13.9倍という水準や為替も101円台で踏み止まっていれば14000円を大きく割り込むことは考えにくいとえます。
 週明け14日(月)は▼72の13887円と安寄りして、ここをこの日の安値に下げ幅を縮小し一時プラスに転じて14008円をつけるものの、その後は材料不足から先週末の終値を挟んだもみあいとなり、結局▼49の13910円で引けました。

日経平均4-14

(指標)NYダウ

 先週の予測では、高値圏で調整気味の動きとなりそうだとしました。金融政策への不透明感や1~3月期の決算の業績見通しの引き下げ懸念があるため、高値警戒感が強まっているともしました。
先週末の3月雇用統計が予想ほどでなかったことで材料出尽くしから下げたことを引き継いで、7日(月)は▼168の16245ドルの大幅下落となりました。9日(水)になるとFOMC議事録が公開されたことを受けて利上げ懸念が後退し△181の16437ドルと反発しました。しかし、この反発は買い戻しによるものであったことで、10日(木)は再びモメンタム銘柄やバイオテクノロジー株が売られ▼266の16170ドルとなって柴田罫線で短期の売転換となりました。週末11日(金)も引き続いて売られ、金融大手モルガンチェースの決算が予想を下回ったことで下げ幅を拡大し▼143の16026ドルで引けました。16000ドル水準までは高値圏のもみあいの範疇に入りますが、ここを切ってくると調整が長引くことになります。
今週は、1~3月期決算発表が本格化し、寒波による悪天候とドル高から業績修正発表企業のほとんどが予想の引き下げとなっており、結果発表が注目となります。決算発表をにらみながら16000ドル水準でもみあう展開となる可能性があります。

NYダウ4-11

(指標)ドル/円

 先週の予測では、もみあいながらも円高方向に振れるかもしれないとしました。その背景は、アメリカの長期金利の低下によるドル売り・円買い、日銀の金融政策が現状維持であれば一部の失望売りを誘ってドル売り・円買いとなる可能性が高いからでした。
 8日(火)に日銀金融政策決定会合で「現状維持」となり、黒田総裁が記者会見で追加の金融緩和は当面ないことを発言したことをきっかけに円高が進行し、海外市場ではIMFの今年の世界経済見通しを下方修正したことで、リスク回避の円高進み一気に101円台半ばまで円が買われました。10日(木)には101.33円まで円高が進行しましたが、週末11日(金)は101円台後半で引けています。
 柴田罫線では2月5日の100.8円を円の高値、4月3日の104.1円を円の安値とするボックスの中で三角保ち合いとなっています。アメリカの低金利政策の長期化やウクライナ情勢の緊迫化や中国の経済指標が予想を下回ればリスク回避の円買いとなりますが、一方で黒田総裁が「追加緩和は考えていない」との発言以降、追加の可能性を示唆したことで、一方的な円高にはなりにくく、101~103円の中でのもみあいが続く可能性が高いといえます。

ドル円4-11

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