第10回 最適fを相場に応用する

余談ですが、過去最大の日経平均の下げというのは1987年10月20日のブラック・マンデーの時で、一日で3800円下げました。しかしこの時の日経平均は2万6000円でした。パーセントで見ると約15%の下落です。このように、日経平均の絶対値が高いとパーセントで見た下落幅は同じでも損失額が大きくなります。そのため最大損失額を決める時には金額で決める前に、まずパーセントでの最大下落幅を求めて、それから金額を逆算する方がベターです。たとえば「最大下落率は10%だ。今、日経平均は15000円だから最大下落額は1500円だ」というように。

さて、話を戻します。スプレッドシートを見ると、TWRのグラフは次の様になりました。

zu3

fが0.3のときにTWR(資産残高)が2.3倍に増加しています。どうも最適fは0.3のようです。

では次にサイフを計算しましょう。

数式

サイフは約38万円とでました。Aさんの証券会社の口座には500万ありますが、金庫(Aさんの日経miniトレード用の資金)への配分は300万円とします。すると最初のポジションサイズは

数式

7.9単位、つまり「買い(ロング)7.9枚」となりました。先物の枚数は整数でしかトレードできませんので、切り上げるか、切り下げるかを選択することになります。この「さじ加減」は自分の考え方次第です。「切り下げ」とか、「四捨五入」とかルールを決めて行います。ここでは、四捨五入して8枚で始めることにしましょう。8枚で始めると厳密には金庫は304万8744円になります(381,093×8=3,048,744円)。また、金庫に対しての余裕はゼロで、めいっぱいポジションを取ることになります。このため少しでもアゲンスト(逆)に行くとすぐ枚数を減らさなくてはならなりませんが、あえてここは8枚でスタートしましょう。

さてこのように、スタート時の金庫は約300万円です。また、サイフの大きさは約38万円です。一つのサイフに38万円の資金が割り当てられ、一枚のポジションを支えます。8枚のロングでトレードを初めて、毎日、金庫の残高をチェックします。損失が出て金庫の残高が減少したら、その金額を38万円で割って新しいポジションサイズを計算し、調整(減額)します。逆に金庫の残高が増えた場合も、その金額を38万円で割って新しいポジションサイズを計算し、増額します。

図で示すとこんな感じです。

zu4

Aさんの場合はトレードを一日一回に限定しているのでポジションの再調整も一日一回ですが、基本的にはマーケットが動いたり、値洗いをしたりして金庫が変動する度に調整します。従ってデートレーダーの方の場合などは一日に何回も調整する可能性もあります。

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