むさし証券 小髙富士夫代表取締役社長インタビュー

━━では最後に、今年95周年を迎えた御社ですが、来るべき100周年に向けて、どのような将来像を目指していくのか。全国の投資家へのメッセージをお話しください。

 第一に、むさし証券を地域にとってなくてはならない、証券業界のコンビニのような存在にしたいと考えています。キーワードはホスピタリティです。対面営業であれ、ネット証券であれ、とにかくお客様のことを第一に考えて、確かな信頼関係を築いていきたい。
 次に、むさし証券の存在意義は、証券業界のセカンド・オピニオンなのではないかと思うのです。埼玉県ではもちろん、トップシェアを目指しますが、全国の投資家の方々にとっては、大手総合証券やネット会社では感じられない、一味違った株式投資の見解を得る場として利用していただきたい。100周年へ向けては、そうしたことを念頭に、これまで通り、地道に堅実に歩んでいきたいと思っています。

《編集後記》
 アベノミクスが始まるはるか以前、多くの地場証券が苦境にあえいでいた中で、兜町から埼玉の大宮に居を移すという決断をし、周囲を驚かせながらも、地域密着型の証券会社として現在の確たる地位を築いたむさし証券。同社で特筆すべきなのは、対面営業に強みを持つ地場証券会社でありながら、ネット証券としても急速にブランド力を高めていることだ。
 そんな同社をリードする小髙富士夫社長は営業マン上がりの、同社初の生え抜き社長でもある。そのイズムは同社の至る所に現れる。社員曰く、「お客様を大事にするのと同様、社員も大切にする経営者」との評。
 ネット証券に力を入れながらも、あえて長期投資重視の方針を打ちだしているのも同様。そんな小髙氏だからこそ、これまでの業界への批判や、現状への憂慮を隠そうとしない。とは言え、日本市場を取り巻く現在の流れには明るい展望を持っていて、黒田東彦・日銀総裁に対する評価も「何と言ってもぶれない姿勢が良い」と高い。
 あとは、インタビュー中でも何度も繰り返された「個人投資家をいかに育てていけるか」だ。短期的な活況に浮かれるのではなく、地に足の着いた経営を心掛ける小髙氏の“ぶれない”経営手腕に期待したい。


(みんかぶ編集部)

[ 会社概要 ]
社名:むさし証券株式会社
市場:非上場
設立年月日:1947年8月24日
 
☆連結業績見込み(2013年9月中間期)
営業収益●40億4100万円
営業利益●13億8000万円
経常利益●16億9300万円
当期純利益●15億6800万円
 
☆トピックス
 証券業界のコンビニエンスストアを目指すだけあって、同社は株式以外にも、先物オプション、大証FXから投資信託まで幅広い投資商品を揃えている。先物については「ミニ日経225」で1回1取引1単位52.5円、ラージで525円と業界最低水準のコストを実現している。NISA対応商品として2月よりSBIアセットの「EXE-i」シリーズや「トリプルブルベア」の取り扱いも開始。今後も新しい投信商品を続々、投入していく予定だ。

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