【Alox分析】今年の粉飾を把握する〔2013年〕- 極上の一品 –

【取引先の支援目的で粉飾】
今年は、取引先を支援するために、粉飾するケースが散見された。

具体的には、資金繰りに窮している会社に対して、「通常価格より割高で製品を購入する、
架空の製品やサービスを発注する」などを行い、先方に対して資金繰り支援(発注の形態を取りながら実質的には貸付)を行うようなケースがあった。

この場合、自社から流出する現金をカバーするために、資金繰りに窮した会社から別会社へ発注処理をさせ、最終的には自社も他社から製品やサービスを受注して、現金を流入させることが多い。
(自然と循環取引へ移行するケースもあるように思える。)
 
 

【不適切な会計処理の型】
粉飾をその結果や手法に基づき、
「売上加工」「循環取引」「過少計上」「在庫調整」「混在」の5つに分類した。
 

<売上加工>
アイレックス、ハマキョウレックス、沖電気工業

<循環取引>
椿本興業、扶桑電通、クリーク・アンド・リバー社

<過少計上>
メッセージ、守谷商会、大興電子通信、オウケイウェイヴ、イチケン、雪国まいたけ

<在庫調整>
OUGホールディングス、雑貨屋ブルドッグ、ニチリン

<混在>
テー・オー・ダブリュー、明治機械、マツヤ、フルスピード、
イオンフィナンシャルサービス
 

“在庫調整”や”過少計上”による「利益ねん出」を行う企業が9件を占め、全体の約半分となった。

架空の売上を計上するには”共犯者”というべき協力会社が必要である。
一方で、単独犯で実行できる“在庫調整”や”過少計上”は、利益を装いたい担当者や企業にとって、“参入障壁”の低い粉飾と言える。
 
 

【今年の恐るべき粉飾テクニック】
今年も粉飾の露見を恐れ、興味深い辻褄合わせが実行されていた。

〔テー・オー・ダブリュー〕
注文書を自ら改ざんし、改ざんされた注文書に基づき売上計上を行うことで、売上の早期計上・架空計上を行った。さらに、遅延している売掛金についても、X社名の支払確約書を偽造し、回収見込みがあるように仮装していた。
 
 

〔マツヤ〕
架空売上の入金を社長、副社長、常務、取締役の4名が私財を投入し、6000万円の入金を装った。
 
 

〔椿本興業〕
元SD長は、部下に取引内容の詳細について関与させなかった。その上で、部下の印鑑を偽造し、仕入先への商品発注、売上先への納品・請求書作成などを元SD長の管轄下の営業事務職員に入力処理を行わせ、あたかも部下が営業活動を行ったように見せかけた。
 
 

〔アイレックス〕
架空売上の計上のため、勤務表を改ざんし、作業実態のある作業人員を架空売上の原価としていた。
 
 

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