2013年12月2日時点での主要市場見通し

・国内株式市況は、2012年11月から2013年5月までの上昇第一幕は、外国人短期筋を中心に、アベノミクス思惑から、先物中心に買い上げた相場で、6月に反落を迎え、終焉した。
・その後足元からは、内外経済の回復を受けた、国内企業の収益改善という実態に沿って、長期投資家の現物買いに支えられるという、国内株価の上昇第二幕に入っていくだろう。現時点で、東証一部の予想PER、予想PBRをみると(図4)、割安感が強いとは言い難いが、割高とも言えない水準にある。企業収益の増加分だけ、株価が上がる状況にあると言えよう。
・なお、長期筋の現物買いに支えられた相場、ということは、一括買い上げではなく、銘柄を選別しながらの買いに支持される株価上昇、という形になる。バブル的な色合いは極めて薄く、個々の銘柄の株価の格差が大いに広がるだろう。

(図4)
zu4-2

(図5)
zu5

(図6)
zu6

・ユーロ圏の情勢については、ドイツ経済は明るさが広がっている。企業の景況感を示すIFO指数は、2012年までの欧州財政不安が一巡すると、2013年から改善傾向を続けている(図5)。
・しかしドイツは、ドイツ経済の実力に比べて、安過ぎるユーロと、低すぎる長短金利の恩恵を受けている。ユーロ圏全体を見れば、経済状況が冴えない諸国が多くある。ユーロ圏の失業率が、10月分は前月から0.1%ポイント低下した、ということが、一時は通貨ユーロの買い材料としてもてはやされたが、まだまだ失業率は極めて高い水準にとどまっている、と言わざるを得ない(図6)。
・こうしたユーロ圏の景気低迷に対応するため、ECB(欧州中央銀行)は11月に利下げを行なった(11/7に、政策金利を0.5%→0.25%)が、さらに今後、これまで行なっていなかった量的緩和(※1)などを打ち出す可能性も否定はできない。
・こうした点から、短期的なユーロ相場の上ブレがあっても、上値は極めて重いと考えるし、先行きユーロが反落するリスクを想定すべきだろう。

※1 専門家でも、ECBが既に量的緩和を実施している、と、全く誤ったことを言う向きが多い。銀行の経営危機が囁かれたことにより、銀行の資金繰りを助けるための資金供給は行ない、結果としてECBのバランスシートは膨らんだが、日米のように、経済全体に資金を供給することを目的とした量的緩和は、ECBはこれまで一度も行なったことはない。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 2013年12月2日時点での主要市場見通し