マイナス金利とマイナス利回り

・マイナス利回り

ちなみに、2012年から2013年にかけて何度か見られた主要国債のマイナス利回りは、マイナス金利とは違う。マイナス利回りは、金利がほぼゼロ、あるいはゼロの債券を、利回りがゼロ以下になるまで買い上げることで生じる。金利ゼロの債券を額面の100%の価格で購入すれば、利回りゼロだが、110%など、100%を超える価格で購入して、100%で返済されると、高く買った分だけマイナス利回りとなる。マイナス利回りは史上初めてだった。つまり、債券価格ではあり得ないほどの超高値、債券バブルの象徴的な事例だったのだ。

2012年の債券価格はまぎれもないバブルだった。背景は、主要国の未曾有の量的緩和によるカネ余りだ。運用難に加え、信用リスク回避といった謳い文句で、100でしか返らないものに、資金運用者は101や102を支払って、その分だけ損をしたのだ。そういった不条理なことをすることが、バブルなのだ。

マイナス利回りで誰が得するかは明らかだ。日本政府の債務残高は今年6月末に1000兆円を突破したが、マイナス利回りでは債務残高が多ければ多いほど収益につながる。1000兆円もあれば、-0.1%でも政府の1兆円の儲けとなるのだ。幸か不幸か、日本国債はマイナス利回りまで買われなかったが、ドイツ国債は何度もマイナス利回りまで買われた。ドイツはギリシャ危機などで迷惑を蒙ったと非難しているが、それ以上の恩恵も得てきたのだ。

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ユーロ圏の金融政策を握ることで、いかにドイツ経済が恩恵を受け、同時にユーロ周辺国が犠牲になってきたかについて、詳しくは「ユーロ周辺国と日本の選択肢」の「第4項;ユーロの金融政策・その1」以降を参照して頂きたい。
参照:http://ameblo.jp/dealersweb-inc/entry-11117477705.html

・バブルは必ず崩壊する

バブル形成の構造を知れば、崩壊が必然なことが分かる。「価格変動の本質」、「投機と投資の違い」、「価格がすべての拠り所」を理解すれば、最も効率的な運用が「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」ことだと分かる。

また、FX、債券、株式などの商品を理解し、ファンダメンタルズとテクニカル分析の意味するところを理解すれば、2014年がどのような年になるかの予想がつくようになる。

2012年はマイナス利回り(=国債インフレ)の年だった。2013年は資産インフレの年となった。2014年は資産インフレが加速し、日本政府が掲げ始めているように「貯蓄から投資へ」の年かと思う。そうしなければ、自らの資産が守れない。

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セミナーでは、損小利大を超えるリスク管理など、具体例を挙げて解説したい。

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